中国が発表する新型コロナウイルス感染者数をめぐって、
世界中から”嘘だ”、”もっと多いだろう”などの批判が出ています
中国メディアが反論記事を報じました。
【陰謀論をぶっ壊す!】
元々中国の発表するデータを信用できない、と言う人は多くいます。
中国の李克強首相も中国の統計数字は信用できないと言い切っているように、
正確な統計データが当局から出るのは稀なようです。
新型コロナウイルス感染者数や死亡者数などのデータも
最初から疑いの目で見られ、
中国当局が「新規感染者が0、死者数が0」と発表しても
世界中が「また嘘言ってる」と反応してしまいます。
中国のデータは正確で信頼できるとの記事を出しました。
[中国新聞網]中国疫情数据造假?多国科研机构“实力”辟谣“阴谋论”
拙訳はこちら
[中国新聞網]中国の新型コロナウイルス感染症データは捏造か? 陰謀論をぶっ壊す!
《ベンフォードの法則とCOVID-19レポート》と題された、
アメリカとイギリスの専門家による論文を引用して、
中国、イタリア、アメリカ3カ国それぞれのリアルタイムに発表されたデータを分析し、
3カ国のデータともにベンホードの法則に一致しており、
操作された可能性は無い、と主張しています。
ベンホードの法則とは、各データの最上位の桁の数字の分布を求めるもので、
データに不正な要素があるかどうか確認するときに使われる統計手法です。
例えば、確定申告の時に1年分の領収書の集め、各領収書の先頭の1
桁の数字の分布を調べ、
ベンホードの法則に一致してなければ不正経理を疑われる
と言った使いかたをされます。
中国の発表データがベンホードの法則に一致しているので不正はないと主張しているわけです。
また、nature誌に掲載された論文を引用し、
武漢市民1147万人以上のスマホデータというビッグデータを利用して、
人々の移動と新型コロナ感染の時間的空間的分布を調べたものです。
論文著者は
”この結果は中国の新型コロナ肺炎の病例数の正確さを証明し、異なるソースから得られた情報(移動通信が示した人口移動)が病例数をよく予測でき、疫学的予測(少なくとも2月19日以前では)と一致する。”
とTwitterで論文を紹介したそうです。
中国新聞網はさらにフランス・パスツール研究所の発表を引用し、
フランスで流行した新型コロナウイルスと、中国で流行したウイルスは、
系統が違っていると説明しています。
このように欧米の専門家の論文や発表を引用しながら、
中国の発表データの正確さを”証明”しています。
記事の最後には”新型コロナウイルス中国起源説”もシレっと否定するなど、
さすが中国共産党の広報誌と感心する論法を展開してます。
中国の老百姓(一般市民という中国語表現)は、
このような記事を読めば、共産党の言っていることは正しい、と思いますよね。
世界中が新型コロナ対策で混乱しているうちに、
中国内では人民の洗脳が行われているので、
コロナ後に欧米が中国に賠償を求めても、
中国国民の絶大な反感を買ってしまいます。
頭のいい人たちに反論を考えて論破して欲しいです。
中国語ニュースの翻訳版をこちらで掲載中
日本メディアとま異なる目線のニュースにも触れましょう。
正確な対訳ではありませんが、
間違いの指摘は大感謝いたします。
身体が鈍った人は家トレも