流入量は最大で毎秒6万m3に達し、
三峡ダム湖の水位は160m前後と、
上限の175mには達していないものの、
警戒水位を145mも超えています。
放水量は毎秒3.8m3に抑制しているために、
水位はさらに上昇すると予測されています。
三峡ダムの下流にある洞庭湖、鄱陽湖でも水位が上昇し続けており、
三峡ダムの放流も増やせない模様です。
天気予報を見てみると、
<降水量予報7月29日>
<降水量予報7月30日>
まだまだ雨が降り続けるようです。
まもなく台風シーズンに入りますが、
長江下流にある太湖周辺も台風の影響で大雨が降る可能性があります。
太湖も長江洪水の影響で増水していますので、
そこに台風が襲ってきた場合には、どんな被害が出るのでしょう?
太湖が決壊しても上海は壊滅です。
今後の天気予報に注目です。
台風は日本も注意が必要ですね。
下記は調光第3号洪水が三峡ダムを通過した時のニュースです。
[原題]<新華社>三峡水库有效拦蓄长江2020年第3号洪水削峰达36.7%
[邦題]<新華社>三峡ダム湖は長江2020年第3号洪水を効果的に堰き止め、ピークを36.7%削減した
新華社北京7月27日報三峡グループより。
26日14時に長江上流の大雨の影響を受け、三峡ダム湖への流入量は毎秒50,000立方メートルに達し、長江2020年第3号洪水を迎えた。27日14時に、最大流量は毎秒60,000立方メートルに達し、洪水を制御し他ので、 洪水のピークは36.7%削減した。
7月26日2~12時、三峡ダム湖への流入量は、毎秒36,000立方メートルから毎秒50,000立方メートルに急速に上昇し、長江流域洪水番号基準に達した。長江委員会の最新の派遣命令によると、長江中下流域の治水圧を緩和するために、三峡中枢プロジェクトは毎秒3万8000立方メートルの放流を抑制した。
三峡グループの関係者によると、長江本流中下流域の治水の安全性を確保することを前提に、三峡中枢プロジェクトは7月18日以降、長江委員会の要求に基づき、9回連続で放流量を調整している。
<新華社>三峡水库有效拦蓄长江2020年第3号洪水削峰达36.7%