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中国がネパール領内に侵入して要塞を建設 中国外交部は偽情報だと一蹴

ネパール野党の国会議員が、中国の人員が国境に侵入し、無許可の柱看板を立て、要塞を建設し、さらに地元のネパール人の食品トラックが中国の人員によって妨害され、農場や家畜を育てようとするネパール人が中国の警備員によって追い払われたと訴えました。中国はヒマラヤではインドにもブータンにも領土紛争をふっかけています。

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   フランス政府が設立した国際メディアであるrfiの中国語ネットが報じた記事によると、ネパール野党の党首であり国会議員であるジバン・バハドゥール・シャヒ氏の訴えに基づいて取材した英国デイリー・テレグラフの記者が、中国外交部の定例記者会見で質問しました。

 

  ネパールの主張は、中国は5箇所の国境地帯でネパールの領土を侵害し、侵害した面積は150ヘクタール以上になるとしています。

 

  同時に中国は国境を流れる川の流れを勝手に変え、それまで水没していたネパールの土地を中国が併合したとも主張しています。

 

  中国外交部の汪文斌報道官は3日の記者会見で、これを否定し、「この報道は完全に嘘であり、純粋に噂である 」と述べました。

 

  汪文斌報道官は「まず、そのような報道にどのような根拠や証拠があるのかを証明すべきではないか?」と問いただした上で、「私はここであなたに正確な回答を与えることができる、そのような報道は事実の根拠がなく、純粋に噂であるということです。」と回答を締めました。

 

  中国のネパールへの領土侵害については、ネパール政府は未確認としており、真偽がはっきりしていませんが、現地で取材したメディアからの情報を待ちたいと思います。

 

  ヒマラヤの中国チベット自治区と周辺国とは国境紛争が絶えず起きており、今年の615日にはラダック地方のガルワン渓谷で起きた、中国軍とインド軍の紛争ではインド軍側に20名の犠牲者が出たことは記憶に新しいことです。

 

  1025日には、中国とインドの領土紛争地で、インドが実効支配するアルナーチャルプラデシュ州で、インド兵20名が中国軍に捕らえられる事件も勃発しました。

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  全世界を最も驚かせたのは、7月に発覚したブータンに対する領土紛争でした。面積3.8万平方キロメートル(九州とほぼ同じ)、人口75.4万人(2018年)の小さな立憲君主制国家へも、中国は領土紛争を仕掛けたわけです。

 

  これ以外にも南シナ海を勝手に領有宣言したり、台湾は中国に一部と言ったり、尖閣諸島や沖縄にも食指を伸ばす中国ですから、ネパールに領土紛争を仕掛けても不思議では無いと思ってしまいますが、真偽がはっきりしないうちは見守るしかありませんね。

 

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参考資料 *>s

 

<观察者网>“中国侵占尼泊尔领土?尼外交部也否认:不实!

http*://bit.ly/3jWNuOX

<rfi>尼泊尔官员传罕见指控中国侵占领土 北京斥造

http*://bit.ly/388FgRn