黄大仙の blog

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カナダ政府が香港に駐在する30万人のカナダ人大規模避難計画を策定

カナダと中国との関係が悪化する中、カナダ駐香港総領事は、必要に応じて約30万人の香港に住むカナダ人を大規模に避難させる計画が立てられていることを明らかにしました。香港にいるカナダ人にどの様な危険が迫っているのでしょうか?日本人は大丈夫なのでしょうか?

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   複数の中国語メディアが報じたところによりますと、112日にカナダの駐香港・マカオ総領事ジェフ・ナンキベルは、カナダ議会公聴会に出席し、必要に応じてカナダ人駐在員を香港から大規模に避難させる計画を、カナダ政府が策定したと発表しました。

 

  カナダ政府は、カナダに在住する香港人難民に対して、政治亡命を認めましたが、中国の叢培武駐カナダ大使がこれに反発して、「香港にいる30万人のカナダ人の健康と安全を危険にさらす可能性がある」と警告し、カナダ政府と国民を脅迫しました。

 

  この発言は、カナダ国民から怒りと反発を買いましたが、中国大使は「香港で活動する多くのカナダ人やカナダ企業を心配するのなら、テロと闘う中国の努力を支援すべきだ」とまで言い放ちました。

 

  中国大使の発言は、香港に滞在するカナダ人が暴漢に襲われるなど危険に曝されていても、中国共産党政府はカナダ人を保護しないと言っているのです。

 

  ナンキベル駐香港・マカオ総領事が発表したカナダ人避難計画は、中国大使の発言を受けたものです。

  ナンキベル総領事は「さまざまなシナリオに対応するためのリソースを用意し、確認している」と述べていますが、これまでのところ、恣意的な逮捕・迫害からの保護を求めて領事館に来たカナダ人はいないとも述べています。

 

  さらにナンキベル総領事は、カナダの企業や個人は、国家安全維持法が施行されている香港に行く、または働くことに新たなリスクがあることを理解する必要がある、とも付け加えています。

 

  カナダは香港人の政治的亡命受け入れだけでなく、201812月のファーウェイCFO孟晩舟の拘束でも、中国共産党政府から猛烈な反発を受けています。

 

 

  香港には2万5千人の日本人が駐在していますが、カナダ人の様に中国政府から保護しないとは言われていないので、慌てることは無いのですが、中国共産党政府は正規に滞在する外国人に対して『保護しない』と明言することは、しっかり覚えて置いた方がいいでしょう。

 

  私が駐在していた頃には、考えられないことでしたが、いつからこんなことになってしまったのでしょう?

 

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参考資料 *>s

<美国之音>加拿大已為必要時撤離約30萬在港僑民制定方案

http*://bit.ly/363LSOh

 

<多維新聞>放弃香港社运人士 加拿大总领事披露已做好大规模撤侨计划

http*://bit.ly/3k12niW