黄大仙の blog

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広がる中国のネット規制 浙江省の朝食店で海外のTV番組を放送したら、ネットを遮断され罰金に

浙江省瑞安市にある個人経営の朝食店の店主が、VPNアプリを使って海外のテレビ番組の有害情報を流したとして、インターネット接続サービスの停止と5000元の罰金を科せられました。

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   アメリカに拠点を置く国際メディアの自由亜集電台(RFA)の報道によりますと、11月16日に瑞安市ネット情報局は、管轄内の地域コミュニティにある朝食店が、営業時間内に海外の有害な情報をネットテレビで放映していたことを捜査によって発見しました。

  中国のサイバースペース管理局は、朝食店のオーナーがVPNを使ってインターネットに違法に接続し、同店のネットワークテレビで海外番組を放送し、有害な情報を拡散していたとし、関係者に警告し、インターネット接続を停止して5,000元(約8万円)の罰金を科したと発表しました。

   浙江省VPNソフトを使用して、中国のネット規制(グレートファイアーウォール)を破った時の罰則が他の省よりも厳しいそうです。

  海外のニュースを読むなど、海外のサイトに行くことで罰せられるのは中国では今では一般的で、浙江省の朝食店だけでなく多くの例があります。

  VPN使用の取り締まりは年々強まっていて、浙江省VPN使用で行政処分を受けた個人は、2019年は5件しかなかったのが、今年は1月から10月までの10ヶ月で70件を超えています。
 
  新型コロナ感染症の流行で都市封鎖された武漢市でも、今年はインターネットに対して、当局が厳しく対応していて、普通の市民は、外国のメディアなどからのインタビューを受けることも許可され無いようです。

  吉林省白城市では、10月12日に李さんという男性が、スマホVPNを使用して海外のウェブを閲覧していたところ、警察に処罰されました。

  警察が李氏のスマホを調べたところ、海外サイトのスクリーンショットが大量に保存されているのが見つかったそうです。

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  李氏は、『中華人民共和国計算機信息網絡国際聯網管理暫行規定』の第6条と第14条に基づき、警告と罰金の行政処分を受けました。

  VPNとは、Virtual Private Network(仮想専用線)の略で、離れたところにある接続ポイントと自分の端末を仮想の専用線で結び、接続ポイントを介してインターネットに接続する技術です。

  個人で使う場合は、フリーのWi-Fiなどの公衆ネットワークで情報をやり取りするときに、盗み見や改ざんなどの脅威から大切な情報を守るために、VPNを使います。

  このVPNを中国内で使うと、グレートファイアーウォールを超えて、海外のウェブにアクセスできてしまいます。

  私が中国に住んでいた時にもVPNを使ってGoogle検索したり、YouTubeを見たりしていました。VPNを提供する業者も無料のものから有料のものまで数多くありました。
 
  2012年ごろからVPNの取り締まりが強まったように感じていましたが、当局がVPNを見つけるとすぐに遮断し、遮断されたVPN業者は別の接続ポイントでサービスを再開するというイタチごっこが繰り返されていました。

  2018年には、VPNを使用して国外のウェブサイトに接続することが全面的に禁止されました。違反すると3年以下の懲役または刑事拘留、罰金または科料で処罰される重大な犯罪です。

  中国国内ではTikTokを見るのが禁止されているのは面白いですね。中国で利用されているのは「抖音」というサイトで、TikTokも抖音も中国のバイトダンス社が運営する15秒以内の短編動画サイトです。

  中国国内ではTikTokYouTubeも見れません。中国から来日した人を見かけたら、見せてあげるといいですね。


参考資料 *>s

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<自由亜州電台>浙江一早餐店播“境外有害信息”遭断网罚款

http*://bit.ly/2IU7O6Q