広東省佛山市にある高速道路のジャンクション(JCT)が、「囮捜査で濡れ衣を着せて罰金を取る行為」で1.2億元(約20億円)もの罰金を稼いでいたとして、問題視されています。
中国国内メディアやネットで、広東省佛山市にある高速道路ジャンクションの交通監視モニターが頻繁に違反を摘発し、「罰金チケット量産機」と呼ばれ非難されています。
話題の監視モニターは、佛山広泰高速道路のジャンクションに位置し、道路設計上の問題や、不明確な標識などの理由で、昨年3月18日に「電子警察」の捕獲装置として監視モニターが設置されて以来、今年4月1日までの約1年間で62万4,149人の交通違反を摘発し、1.2億元(約20億円)の罰金を稼ぎ、
「中国第一の稼ぎ頭」と揶揄されています。
違反切符を切られたネットユーザーによりますと、広泰高速道路の43キロ地点にある分岐点は、4車線から6車線になるY字型の分岐点です。
標識が不明確なために、運転者は車線変更が必要なことを事前に認識することが難しく、結局、分岐点直前の実線を越えなければならず、違法な車線変更を余儀なくされます。
あるネットユーザーが空撮カメラを使ってジャンクションの状況を撮影したところ、3分間に27台の車両が実線の上を通過し、交通違反したことがわかりました。
世間からの大きな非難を受け、広東省佛山市公安局交通警察分遣隊は、高速道路の管理当局と調整し、波線を追加するとしています。
公安局交通警察は改善するような姿勢を見せていますが、本当に対策するのでしょうか? 公安にとっては、罰金収入が多い方がいいのでしょう。
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参考記事
<網易>佛山现"天量罚单"路口 电子警察为何变"印钞机"?
http*://bit.ly/3de1UtR
<網易>司机被处罚的钱能退还吗?回顾3次转折的佛山高速事件
http*://bit.ly/3uO5kcK