中国の昨年の自動車販売台数は約2531万台、前年比2%減少。自動車販売台数は3年連続で減少しました。
年が明けて2週間しか経っていないのに、もう昨年の自動車販売台数の統計値が出るのか!と驚いてしまいます。
人民網に掲載された記事によりますと、中国自動車工業会(CAAM)は1月13日、2020年の中国の自動車販売台数は12年連続世界一で、2,531万1,000台に達したと発表しました。
2020年の中国自動車市場は、一旦新型コロナ流行の影響を受けたものの、自動車市場は持ち直しの動きが続いています。
2020年の1~12月の1年間の生産台数は2,522万5,000台で前年比2%減、販売台数は2,531万1,000台で1.9%減でした。
販売台数は2018年以後3年連続で減少していルものの、電気自動車などの新エネルギー自動車の販売台数は、136.7万台と過去最大となりました。
自動車の完成車輸出台数は、2020年12月は14.5万台で、前年同月比35.5%増となり回復の兆しが見えてきています。
今年2021年の自動車販売は、26.3 百万台、前年比 4%増加に達する見込みです。そのうち新エネルギー自動車は引き続き高成長を続け、今年は前年比40%増の180万台に達する見込みです。
2019年の国別の自動車販売台数では、1位の中国が2577万台、2位の米国が1748万台、3位の日本が519万台となっており、中国の自動車販売台数は突出しており、日本の5倍の市場になっています。
近年の中国の景気減退や米中貿易戦争の影響を受け、昨年は新型コロナ流行の影響もありましたが、中国市場の収益性に依存している世界の自動車メーカーにとっては、中国市場の回復傾向は明るいニュースです。
中国経済については、良いニュースと悪いニュースが混在し、行く末がどうなるのか予想が難しいのですが、自動車のように裾野の広い産業に回復傾向が見られることは、中国経済は世界経済回復の牽引者になるのでしょうか。
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参考記事 *>s
<人民网>中国汽车销量连续十二年全球第一
http*://bit.ly/3bHMmOy