昨年3月に突然始まった野生のアジア象の北上。17ヶ月にわたって雲南省を旅し、今は故郷に向かって歩みを進めています。旅の途中で子供も産まれ、勝手気ままに行動したアジア象の群れの北上の理由は、まだわかっていません。
中国国内網易に投稿された記事より。
8月8日夜、雲南省北上アジアゾウ安全防範工作省級司令部は、北上していたアジアゾウ14頭の群れが、プーアール市墨江県地区に戻ってきたというニュースを発表しました。
司令部は今後も象の群れの安全を確保し、一日も早く元の生息地に戻れるように誘導を続けます。
野生のアジア象は、ミャンマーとの国境近くの雲南省西双版纳州(シーサンパンナ·タイ族自治州)に生息しています。
昨年2020年3月頃に、14頭のアジア象の群れがシーサンパンナを離れて突然北上をはじめ、9月にはプーアル市寧洱県に到達しました。
プーアル地域で数ヶ月過ごす間に、子象が産まれて、群れは15頭になりました。
その後再び移動を始め、2021年1月にプーアル市墨江県、4月には玉溪市元江県に入り、6月には昆明市済寧区双河郷に達しました。
移動中の3月には、もう1頭の子象が産まれて、群れは16頭になっていました。
その後象の群れは、昆明市から南に下って玉渓市に入り、玉渓市玉門県にしばらく留まりました。この間に2頭のオス象が群れを離れ、群れは14頭になっていました。
群れを離れた象は、当局によって捕獲され、無事にシーサンパンナの生息地に戻されています。
7月になって象の群れは、ゆっくりと南に向かい始め、8月8日にプーアール市墨江県まで戻ってきました。
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参考記事
<网易>云南北移大象回家了! 17个月里它们到过这些地方,“北漂”原因仍是谜
http*://bit.ly/3fMnGpg
<腾讯网>这一路,不容易!北移亚洲象群回归适宜栖息地
http*://bit.ly/3ArRy2b
http*://bit.ly/3fK1mg7