中国江蘇省淮安市の銀行で、お金を引き出すために男性が窓口に来ました。ソワソワと落ち着かない彼が、窓口の行員に示した人差し指には「110」と書かれていました。
中国国内のニュースサイト騰訊網に投稿された記事より。
江蘇省淮安市の中国建設銀行で窓口を担当する贾佳さんによると、1月6日に男性が窓口に来て5万元(約90万円)を引き出そうとしました。
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落ち着かず慌てた様子の彼は、さりげなく贾佳さんに人差し指を見せました。そこには「110」と書かれていました。
男性の後方を見ると、別の男が椅子に座っていて、窓口の様子を凝視していました。
贾佳さんはすぐに男性の情報を確認したところ、彼は江西省出身者で地元江蘇省の人間ではなく、彼の口座の残高はちょうど5万元でした。
贾佳さんは男性が脅迫されているのではないかと疑い、すぐに拡声器を消しました。
贾佳さんは上司に連絡して警察に連絡してもらいました。贾佳さんはコンピューターの調子が悪いと理由をつけて時間稼ぎを行いました。
その後警察が到着し男性と男から話を聞くと、男性はマルチ商法に引っかかり、男にお金を払うよう脅されていました。
警察はその場で男を確保し、公安局に連行しました。
贾佳さんの咄嗟の機転に助けられた男性は、すでに故郷の江西省に帰郷しているそうです。
中国でもマルチ商法やオレオレ詐欺は横行しており、善良な市民がカモにされています。
日本でも他人事ではありませんね。気をつけましょう。
参考記事
<騰訊網>江苏男子银行取钱伸出五个手指,柜员一看立马报警
http*://bit.ly/3I3styp
<百度新聞>男子银行取钱伸出五个手指,柜员一看立马报警
http*://bit.ly/3zWH9MN