北京冬季五輪の開幕を2月4日に控え、新型コロナ流行の脅威と安全保障上の懸念がある中、中国の郵便・国家安全当局は20日に、1月25日から3月13日の間に北京市と河北省張家口市に送るすべての郵便物の安全検査と消毒を強化すると発表しました。
米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。
届いた郵便物を消毒する防疫担当者
中国国家郵政局の公式WeChatアカウントによると、冬季五輪の円滑な開催を確保するため、国家郵政局、公安部、国家安全部は、冬季五輪期間中の郵便物の安全管理強化に関する事項についての通達を発行しました。
通達によると、2022年1月25日から3月13日まで、北京と張家口へ送られるすべての郵便・速達は保安検査と消毒を強化し、疑わしい郵便・速達は必要に応じて郵便行政、公安、国安、疫病予防管理部門に報告されます。
北京と張家口の郵便配達企業は、この二地域に入る郵便速達の配達前に「2回の安全検査」を実施し、安全検査済と消毒マークのない郵便速達はすべて返却されます。
郵便配達企業は、冬季五輪会場と冬季五輪村に配達する郵便・速達の配達前に外面を十分に消毒し、関連安全部門と協力して集中安全検査を実施しなければなりません。
また、1月25日から3月13日までは、低高度・低速の小型航空機、軽量・小型ドローンなどの本体や、主要スペアパーツの北京と張家口への受渡しを厳しく禁止しています。
また、同通達は、郵便事業会社および宅配便事業会社は、法律に基づいて安全管理の主管を実施し、禁止物品の管理規定を厳格に遵守し、航空機保安検査などの安全管理システムを通じて、検査を厳格に実施することを求めています。
北京当局は15日に、新型コロナのオミクロン変異株の感染者が、確定したと報告しました。
この感染者は11日にカナダからの国際郵便を受け取り、環境サンプルからウイルスが検出されOmicronの変種であることが判明したと発表しました。
当局では、国外の品物から感染した可能性も否定できないとみています。
感染力の強いオミクロン変異株に直面し、北京冬季五輪の主催者は大きな困難に直面しており、チケットの一般販売を行わないと発表しています。
中国当局の『カナダからの手紙にウイルス付着』との発表には、カナダ当局は激怒していますが、昨年はブラジルから輸入した冷凍鶏肉にウイルスが付着していたと発表したり、ウイルスは米国から持ち込まれたと発表したり、中国当局は他人のせいにしようと一所懸命のようです。
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参考記事
<世界新聞網>冬奥防疫防恐 寄往北京张家口邮件加强安检消毒
http*://bit.ly/3nMoZbX