中国は「いかなる違法な一方的制裁にも反対する。」とし、ロシアのウクライナ侵攻に対する米欧の制裁を中国が追認しないことを明確にしました。『2011年以降、米国がロシアに課した100回を超える制裁は問題を解決したのか?』
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
中国外交部の華春瑩報道官は定例記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻に対する米欧の制裁を中国が追認するかという質問に対し、「そもそもロシアとの合意を破り、NATOを5ロシアの目の前まで東進させ、高度戦略攻撃兵器を配備したのはアメリカではないか」と答えました。
華春瑩報道官は続けて、「彼らは大国を追い詰める結果を考えたことがあるだろうか」とロシアに対する欧米の一方的な制裁を非難しました。
「この20年間で、米国はそれ以前の10倍の制裁を課し、前大統領時代だけでも3,800件を超え、1日平均3回制裁棒を振りかざしてきた。」
「しかし、米国の制裁は問題を解決したのでしょうか? 米国の制裁で世界は良くなったのでしょうか? ウクライナ問題は、米国の対ロシア制裁の結果、自然に解決するのでしょうか。 米国の対ロ制裁で欧州の安全保障はより安全になるのでしょうか?」と華春瑩報道官は4つの疑問をぶつけました。
華春瑩報道官は「中国政府の立場は、制裁は決して問題解決のための有効な手段ではないというものである。 中国は常に違法な一方的制裁に反対し、各国が国連憲章の目的と原則に従って平和的に国際紛争を解決することを提唱している。 ウクライナ問題に対する中国の立場を、国家主権と領土保全の尊重の原則に反すると非難する人もいるが、それは下心があるか、歪曲と誤解である。」
ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まりましたが、欧米各国の動きを中国共産党はジッと注視しています。台湾軍事統一のチャンスを窺って。
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参考記事
<世界新聞網>中反对非法单边制裁「美制裁俄上百次问题解决了吗」
http*://bit.ly/3pd7ke2
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