新華社通信は4日、中国全国人民代表大会常務委員会の栗戦書委員長が9月7日から17日までロシア、モンゴル、ネパール、韓国を訪問し、ロシアで開かれる第7回東方経済フォーラムの全体会議に出席すると報じました。韓国では尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が面会するかどうかが注目されています。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
新華社によると、栗戦書委員長はロシア、モンゴル、ネパール、韓国を公式友好訪問し、ロシアで開催される第7回東方経済フォーラムの全体会議に出席する予定です。
また今回の各国歴訪は、各国の国会議長の招待によるものであることも報じられました。
韓国の聯合ニュースは1日、韓国政府筋の話として、中国が9月上旬の栗戦書委員長の訪韓について韓国側と協議していると報じていました。 栗戦書委員長は9月15日から3日間、韓国国会議長金振杓(キム・ジンピョ)の招きで韓国を訪問するとのことです。
中国人民解放軍は、ロシアが1日から7日までロシア極東で行っている軍事演習に、陸海空軍の部隊を参加させており、ロシアのウクライナ攻撃をめぐる米欧との緊張、台湾をめぐる米中の緊張を背景に、ロシアと中国が軍事分野で協力関係を強めることに懸念と疑問が持たれています。
中国全国人民代表大会常務委員会の委員長である栗戦書は、習近平、李克強に続き、中国共産党党内序列3位の重鎮です。
米国の大統領、副大統領に続く米国序列3位のペロシ下院議長が8月初に訪韓したときには、尹錫悦韓国大統領は面会せず電話で会話しただけでしたが、中国序列3位の栗戦書と面会するのかどうかに注目が集まっています。
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参考記事
<世界新聞網>栗战书证实将访南韩 还要去俄罗斯出席经济论坛