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人民解放軍初公開 半潜水艇「飲馬潭」 上陸作戦にも使用可能

中国人民解放軍海軍が半潜水艇『飲馬湖』の公開訓練動画を初めて公開しました。半潜水艇『飲馬湖』の主な任務は戦場で損傷した軍艦の救助ですが、水陸両用戦闘車や上陸ボートを搭載して島への上陸作戦に使用することもできます。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

中国人民解放軍 半潜水艇「飲馬潭」の訓練動画を公開

  人民解放軍海軍の公式微博アカウントは、半潜水艇『飲馬湖』がある海域で、船舶の移送訓練を行う動画を公開しました。正式には「半潜水艦の精密配船、多重安全保障能力」の訓練とされています。

www.youtube.com

 

  香港のメディアは、同艦の主な任務は戦闘で損傷した軍艦の救助だが、水陸両用戦闘車や上陸用舟艇を搭載して島の占領や海岸の確保にも使えると指摘しています。

 

  半潜水艇とは、船体をある程度まで水没させて航行することができる特殊な船舶で、特定の運搬物(台船、ヨット、船舶、掘削プラットフォームなど)を積載デッキに浮かべるために、自らのバラスト水を調節して積載デッキを水没させて働くものです。 半潜水艇は民生分野での利用が多く、中国は近年、半潜水艇の整備を進めています。

 

  中国人民解放軍の南部戦区海軍に属する半潜水艇『飲馬湖』は、2022年に就役したことが明らかにされており、主に潜水艦や駆逐艦などの大型軍艦が母港から離れた地域で故障や損傷を受けた場合に、造船所や基地に「運ぶ」ための支援戦闘艦に分類されます。

 

  また、軍事評論家の中には、人民解放軍が上陸作戦のために上陸用舟艇を海岸近くに輸送するためにこの艦を使用する可能性を示唆する人もいます。

 

  公開情報によると、中国人民解放軍初の半潜水艦は2015年に就航した『東海島嶼艦』で、中国船舶集団公司の中国船舶黄浦文崇造船有限公司で建造され、海上で損傷した船舶を修理するための仮設ドックとしても利用できます。

 

  共産主義青年団公式メディア「中国青年報」は、『東海島嶼艦』には輸送プラットフォーム、運搬プラットフォーム、海上基地、通過プラットフォーム、修理プラットフォームなど5大軍事用途があると指摘しています。

 

  中国青年報によると、半潜水艦はホバークラフト上陸用舟艇、ヘリコプターや装甲戦闘車、船舶などの重機を運搬・牽引し、水陸両用作戦を支援することができるそうです。

 

  半潜水艦はその強力な運搬能力から『真新しい島嶼打撃艦』とも呼ばれ、中国人民解放軍の半潜水艦は南方戦域に配備されているため、南シナ海での役割も注目されます。

 

  南シナ海の係争中の島や岩礁の多くは中国から遠く離れており、半潜水艇はその長い航続距離と大きな積載デッキを最大限に活用して大量の戦闘物資を運び、南シナ海での軍事闘争に一役買うだけでなく、南シナ海でのパトロールや法執行などの非戦闘軍事作戦にもよりよく参加できます。

参考記事

<世界新聞網>解放军首公开半潜船「饮马湖」 港媒:可用来登陆作战

https://bit.ly/3Xf2uvm