黄大仙の blog

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米下院に超党派の合意で中国委員会を設置

米国連邦議会で、中国の脅威に対処するため超党派の意見が一致し、民主・共和両党は、上院に中国委員会を設置することに合意しました。

  ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より。

米議会下院に中国委員会設置

  米下院は、民主党共和党との合意により、中国が米国にもたらす多面的な脅威に対処するため、中国委員会を新たに設置することに365票対65票の圧倒的多数で同意しました。

 

  米メディアは、共和党の全議員、民主党146名の議員が賛成票を投じたと報じています。

 

  新委員会の名称は「米中戦略的競合に関する下院特別委員会」とし、新委員会の権限は立法よりも調査が主体です。 また、調査に関する証人喚問や公聴会の開催などの権限も付与されます。

 

  下院議長の座をめぐる共和党内の歴史的な戦いが繰り広げられた末に就任したケビン・マッカーシー新下院議長(カリフォルニア州選出)にとって、中国委員会の設置は、真の超党派的勝利を達成した貴重な機会でした。

 

  中国委員会は、共和党9名、民主党7名の計16名で構成され、 委員長は、ウィスコンシン州選出のマイク・ギャラガー議員(共和党)で、共和党の対中国問題の主要なスポークスマンです。

 

  ギャラガー委員長は下院での演説で、「昨年、アントニー・ブリンケン国務長官が述べたように、中国は国際秩序を再構築しようとする唯一の国であり、そのために経済、外交、軍事、技術力をますます高めている」と述べました。

 

  ギャラガー委員長は、さらに、「中国委員会は、中国共産党による米国の指導力と主権を損なう戦略を暴露するとともに、司法委員会と超党派で協力し、中国共産党の侵略に立ち向かうための長年の常識的なアプローチを検討する」と述べました。

 

  マッカーシー下院議長は、「我々は何十年もかけて、中国をグローバルシステムに迎え入れる政策を通してきたのに、中国は抑圧、侵略、反米を輸出してきた。 今日、その軍事力と経済力は、世界中の自由と民主主義を犠牲にして増大している。共産党が指導する中国を信じる時代は終わったというのが、超党派の一致した意見だ」と述べました。

参考記事

<徳国之声>两党共识下 美国众议院成立中国委员会

https://bit.ly/3GuYxvX