黄大仙の blog

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米国、中国の "BGI"や "浪潮(インスパー)"など37社を貿易ブラックリストに掲載

バイデン政権は、中国の遺伝子関連大手BGI(華大基因)の系列企業2社や中国のクラウド企業インスパー(浪潮集団)など37社を輸出規制の対象となる貿易ブラックリストに掲載しました。両国の緊張が一層高まるものと予想されます。

  米国国営国際放送の美國之音の記事より。

米中対立が激化

  米国商務省は、BGIリサーチとBGIテックソリューションズを輸出規制リストに掲載しました。商務省によると、これらの企業は少数民族弾圧を目的とした中国政府による監視に寄与する重大なリスクがあると指摘しました。

 

  商務省は、「遺伝子データの収集と分析におけるこれらの事業体の行動は、中国の軍事計画への転用という重大なリスクをもたらす」と述べています。

 

  ロイターは、BGIが人口統計学的特徴の包括的研究のために数百万人の女性の遺伝子データを収集し、中国軍と協力していると報じています。

 

  BGIの子会社であるフォレンジック・ゲノミクス・インターナショナルも、貿易ブラックリストに掲載されました。

 

  浪潮集団(インスパー)は、中国の軍事近代化を支援するために米国製品を入手しようとしたとして、貿易ブラックリストに掲載されました。

 

  米商務省は他にも26中国企業ブラックリストに載せており、これらのブラックリスト掲載企業がサプライヤーから米国製品を入手することは難しくなっています。

 

  商務省によると、ブラックリストに新たに追加されたのは、イランの制裁対象企業に供給している、あるいは供給しようとしている事業体と、ロシアに軍事援助を行っているロシア、ベラルーシ、台湾の3社です。

 

  米商務省の貿易ブラックリストは、人権侵害を行った中国とミャンマーの企業、弾道ミサイル計画に貢献した中国とパキスタンの企業も対象にしています。

 

  輸出管理担当のテア・ケンドラー商務次官補は、「米国に国家安全保障や外交政策の懸念をもたらす事業体を特定した場合、その取引を確実に審査できるようにエンティティーリストに追加する」と述べています。

 

  中国企業の貿易ブラックリストへの追加は、米国と中国との間の反感をさらに煽る可能性があります。米中間の緊張は、2月にバイデン政権が米国本土を横断していた中国のスパイ気球を撃墜して以来、特に高まっています。

 

  商務省のマシュー・アクセルロッド次官補(輸出管理担当)は、「敵対国が人権侵害やその他の抑圧的な行為を行うために技術を悪用することは許されません。そのため、私たちは悪質な業者による技術の盗用を防止することに全力を注いでいます。この脅威に対抗するため、あらゆる手段を用いていきます」と述べています。

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  米商務省の貿易ブラックリストは、エンティティーリストと呼ばれ、商務省産業安全保障局(BIS)が発行している貿易上の取引制限リストです。エンティティリストに掲載された事業体に、米国産技術など特定の品目を輸出または移転する場合には、BIS許可申請を行わなければなりません。原則として申請は許可されません。

 

  米国による中国潰しが加速しています。米中対決で漁夫の利を得るのはどこでしょう?21世紀の覇権国は、、、、。

米がつき、中がこねし覇権餅、食うはイン、、ゲホッ!

参考記事

<美國之音>美国将37公司列入贸易黑名单 包括中国的华大基因浪潮

https://bit.ly/3EUu5ew