台湾の蔡英文総統は30日、中米歴訪の途中に立ち寄ったニューヨークで米国の有力シンクタンク、ハドソン研究所からグローバルリーダーシップ賞を贈られました。
米国国営国際放送の美國之音の記事より。
ハドソン研究所は、プレスリリースで、「蔡英文総統は、暴政に抵抗し、自由で開かれたインド太平洋地域を維持するために、大きな勇気と冷静な判断で活気ある民主主義を率いてきた」と述べています。
ハドソン研究所の社長兼CEOであるジョン・ウォルターズは、声明で、「私たちは、蔡英文総統をお迎えできることを光栄に思っています。彼女のリーダーシップの下、米国と台湾は安全保障と経済の関係を拡大・深化させてきました」と述べています。
「米国が台湾とともにあることを誇りに思います。 ハドソン研究所は、米国とその同盟国の安全、自由、繁栄を促進することに揺るぎない信念を持ち続けています」
グローバルリーダーシップ賞は、過去にはレーガン元米大統領やマケイン上院議員など、多くの著名な米国政治家が受賞しています。
蔡英文総統はニューヨークを経由して、中米のグアテマラとベリーズを訪問し、その後4月5日にロサンゼルスを経由して台湾に帰国する予定となっています。
ロサンゼルスではマッカーシー米下院議長らが蔡英文総統と会談する予定です。これに対し、中国の国務院台湾事務弁公室は、マッカーシー下院議長が蔡英文に会えば、中国は「断固として反撃する」と警告しています。
ニューヨークでの2日間、親北京のグループが組織したデモ隊が蔡英文総統の後を追い、授賞式の行われたホテルの前では、中国国旗(五星紅旗)を持った抗議者たちが、大音量のスピーカーで反台湾独立や反蔡英文のスローガンを叫びましたが、蔡英文総統も出席者も正面玄関からホテルに出入りしませんでした。
ハドソン研究所の中国センターのディレクター余茂春は、「民主主義国家では、これは驚くべきことではないが、それは無意味なことだ。台湾が世界中の人々の目にますますポジティブなイメージを与えているのに対し、中国は世界中の民主主義国の人々から非難されるような政治思想や戦術を示している」と述べました。
蔡英文総統は受賞スピーチで、米国と台湾の人々の交流と友好、技術や貿易における二国間協力についてスピーチしたとのことです。
++++++++++++++++++++++++++
中国人さんたち、相変わらずよその国で政治的なデモや騒乱をやらかすんだよなぁ。本国からの指示だから仕方ないのでしょうね。
参考記事
<美國之音>台湾总统蔡英文在纽约获颁全球领导力奖