黄大仙の blog

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香港行政区議会が年末に任期満了 梁振英・元香港行政長官:選挙は必要なし

中国当局が「香港国家安全法」を施行し、民主派の議員や市民活動家を多数逮捕・起訴し、かつて東洋の真珠と呼ばれたこの都市が、『一国二制度』の約束の下、民主化されるのかは懸念されるところである。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

”らしさ”が無くなる香港

  香港の区議会は今年末で現在の任期が切れます。中国人民政治協商会議全国委員会の梁振英副主席(香港特別行政区行政長官)は、「行政区議会を選挙で戻す必要はない。選挙で選んだ立法会は『大きな後退』だ」と発言しました。

 

  国務院香港マカオ弁公室主任の夏宝龍も、以前香港を訪問した際、香港の区議会が「再び反中国勢力に操られる」ことを許さないと発言しています。

 

  また、夏宝龍は地元住民との交流の中で、香港の区議会は諮問的な役割に戻るべきであり、今後の議会構成は『愛国者が香港を統治する』を反映させるべきであると強調しました。

 

  梁振英・元行政長官の発言は反響を呼びました。梁振英は、「例えば、香港の多くの諮問機関は、一定の行政権を持つものであっても、住宅局や都市再生局のように選挙で選ばれることはない。地区評議会も基本的に諮問機関であり、その機能範囲を考えれば、選挙はもちろん必要ない」と述べています。

 

  また、梁振英は、「国家安全保障に反する言動を続ける香港人や欧米人の海外グループを把握しているが、多くの香港の政党や議員はそのような声を上げていない」と警告しました。

 

  また、現在の香港行政長官である李家超も、「区議会選挙に関する情報は『ごく近いうちに』公開されると考えているが、現時点では詳細を語るつもりはない」と述べています。

 

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  香港国家安全法が成立施行されたとき(20207)、『香港は死んだ』と評する人が多くいましたが、『議員選挙は必要なし』との発言が政府高官から出てくるようでは現実のものになってしまったようです。

https://deepredrose.hatenablog.com/entry/2020/07/09/180000


参考記事

<自由亜州電台>香港区议会年底届满 梁振英:没必要选举

https://bit.ly/3NajOQu