河野太郎大臣は、人工知能(AI)チャットボットであるChatGPTが、『河野太郎』が誰であるかを正しく認識できず、日本の内閣総理大臣であると誤って回答したことを明らかにしました。河野大臣は、日本の人口減少に伴う労働力不足を緩和するために、AIの導入拡大を提唱している矢先のことでした。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
河野太郎大臣は、ブルームバーグテレビジョンの独占インタビューで、「ChatGPTに河野太郎が誰なのか尋ねたら、間違った答えが返ってきた。だから、気をつけなければならない」と述べています。
河野大臣は、ChatGPTに日本語で自分の名前を尋ねたが、ChatGPTは河野太郎を「日本の総理大臣」と回答したとのことです。
河野大臣は、岸田文雄首相と、AIの経済的可能性とリスクを探るチームの創設について協議しており、日本は今年のG7の議長国として、AI技術の規制でリーダーになることを目指しています。
G7の閣僚は先月、「信頼できるAI」を推進するための行動計画に合意し、欧州連合(EU)は今月、OpenAIのChatGPTやGoogleのBardといったAIツールを規制するための行動を強化しました。
河野大臣は、「人口が減少しているため、日本ではロボットは労働力にとって脅威ではない」とし、「新しいAI技術を実験する可能性が高い」と述べました。
河野大臣は、日本政府がマイクロソフトや他のAI技術プロバイダーと、「英語と比較して、比較的少数の人々が話す言語の資料はあまり大きくないため、歪められる可能性がある」として、データベースの設置について話し合ったことを明らかにしました。
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「ChatGPTが『河野太郎は日本の総理大臣』と回答した」は、おそらく河野大臣のネタだろうと思いますが、『日本語のデータベースがあまり大きくないので、、歪められる可能性がある』はその通りです。
参考までにChatGPTに『河野太郎は誰?』と質問した時の回答は下記の通りでした。
『河野太郎(こうのたろう)は、日本の政治家であり、外交官でもあります。彼は1972年(正:1963年)に神奈川県横浜市(正:平塚市)で生まれ、慶應義塾大学法学部(正:ジョージタウン大学国際学部比較政治学科)を卒業後、外務省に入省(正:富士ゼロックスに入社)しました。
外交官としての経歴を持つ河野太郎は、数多くの国際交渉や外交任務に携わってきました。彼のキャリアの中で最も注目されたのは、2016年から2017年にかけての駐イラク日本大使を務めたことです。彼はイラクでの安全確保や復興支援に尽力し、その成果は評価されました。(この経歴は完璧に間違ってます。)』
この後も間違った回答が続きましたが、訂正する気にもなりませんでした。
マイクロソフト bingでも同じ質問をした回答は以下のとおりです。
『河野太郎は、日本の政治家です。彼は自由民主党所属の衆議院議員、デジタル大臣、内閣府特命担当大臣(デジタル改革、消費者及び食品安全)、国家公務員制度担当です』
ChatGPTはデータベースに問題ありですね。
参考記事
<世界新聞網>ChatGPT错误回答他是日本首相 日本数位大臣:要小心
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