6月初、海南航空は客室乗務員に対して「プロフェッショナルなイメージに関する審査と管理」という通知を出し、女性客室乗務員の体型と体重をレベル別に明確に管理し、標準体重値を10％超過した女性客室乗務員は、「直ちにフライト勤務を停止する」としました。
中国上海に根ざした政治思想のニュースプラットフォームの澎湃新聞に掲載された記事より。
民航業界関連筋によると、海南航空は体重10％超過の女性客室乗務員を停職にすることを明確に提案しており、これは国内航空業界では初めてのことだそうです。
同社の女性従業員の体重に関する厳しい制限が労働法に沿っているかどうかについては、法律専門家は、「海南航空によるこの規制は労働者の労働義務を増大させるものであり、関連する労働規制が法的な法的手続きを経て策定されていない場合、関連する取り組みが違法である疑いがある」としています。
6月4日に海南航空客室部門が発行した「プロフェッショナルなイメージに関する審査と管理」と題する通知は、毎日の作業要件に加えて、同社の女性客室乗務員の体重のコントロール基準を設定しており、この規則の導入の理由を、「直感的にわかるプロフェッショナルなイメージを大切にすること」「窓口を飾るものとして、 若くて美しくあるべき」としています。
基準では、女性客室乗務員の標準体重の計算式を「標準体重(kg)=身長(cm)-110」とし、この値を超える体重を体重超過とし、体重超過者の分類と管理を実施することを提案しています。
また、体重超過値が5％未満の女性乗務員については、体重が継続的に増加しないよう、月単位で体重をモニタリングすることを提案しています。1ヶ月のモニター期間を経たのち、制服着用で、現場での体重測定と3名の面接官による審査を行います。
体重超過値が5％以上10％未満の女性乗務員は、30日間の自己減量期間が与えられ、週単位でモニタリングが行われます。当該女性乗務員は、現場で体重を測定し、各サイクルの終わりに3名の面接官による審査を行います。このとき体重超過が10％の制限を超えた場合、フライト勤務は直ちに中断されます。
体重超過値が10％超過した女性乗務員については、直ちに減量が求められ、乗務員が所属する乗務員チームは、減量計画の策定を支援し、減量効果を監視するとしています。
中国交通運輸部が2018年11月に改定した「航空要員健康診断証明書管理規則」とその付属書「航空機乗務員及び航空管制官健康診断証明書に関する医療基準」の関連条項には航空機乗務員の体重などに関する明確な制限規定はないとのことです。
航空業界関係者によると、「国内の航空会社では客室乗務員の体重に明確な制限はないが、実際には『航空客室乗務員の健康診断・身元確認基準』に示された推奨基準に従うことになる」と述べており、その主な内容は、女性の体重を「(身長-110)±10％」kgで管理することとしています。
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皆さんの意見はこれでしょう。
記事に対するコメントは海南航空に批判的なものばかりでした。
『太った客室乗務員が、純粋に見た目の美しさを理由に普通に働く権利を否定するのは、絶対的な雇用差別であり、このような規制の導入や施行は、労働者としての客室乗務員を全く尊重していない』
『一般的な常識の観点から、美的感覚は人によって本質的に異なるものであり、主観的な美的要素のために客室乗務員の労働参加権を制限することは、非常に不合理である』
『男性も女性も同じことを要求すべきであり、女性だけに要求するのは偏っています。』
参考記事
<澎湃新聞>海航提出空姐“超重”10%要立即停飞减重，律师称涉嫌违法
