中国民政部が6月9日に発表した『2022年民政統計』によると、昨年の全国の婚姻届数は683万3千組で、過去最低を更新したことがわかりました。1986年民政部が統計を発表し始めて以来37年間で最低となり、結婚件数はピークだった2013年に比べ、9年間で49.3%減少しました。
中国国内ニュースサイト新浪網に掲載された記事より。
中国の人口は昨年、60年ぶりに減少し、この状況は、中国の労働集約型経済モデルを支えてきた「人口ボーナス」に遠大な影響を及ぼしています。
公式統計によると、中国の1,000人当たりの出生率は、2021年の7.52人から、2022年は過去最低の6.77人に減少しました。
これまで、多くの地方政府が低出生率を補うために結婚を奨励する措置をとっており、一部の省では若い新婚夫婦に有給の結婚休暇を延長することも行われています。
しかし、中国民政部が発表した婚姻届数のデータは、この対策が即効性を持っていないことを強調しています。
中国は労働人口が減少し、負債を抱えた地方政府が高齢者人口への支出を増やすため、『豊かになる前に年を取る(未富先老)』と警告する人口統計学者にもいます。
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中国は昨年、人口減少に転じ、人口世界一の座をインドに奪われました。
急速に少子高齢化が進んでいるため、長年続けてきた『一人っ子政策』を停止し、今は『三人子政策』を推進していますが、出生率の改善は見られず、結婚するカップルの数も減り続けています。
2022年の婚姻数が過去最高だった2013年の49.3%減というのですから、たった9年で半分に減ってしまったことになります。
「人口が減ったから婚姻数も減った」のではなく、結婚適齢期に限ると、男性が女性より1800万人も多いという歪な男女比や、結婚時には男性側が多額の結納金を払い、家や車を用意するという習慣が、独身男性に結婚を躊躇させる理由となっているのかもしれません。
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参考記事
<新浪>2022年全国结婚登记683.3万对,再探新低