中国人民政治協商会議全国委員会常務委員で経済委員会副主任の寧吉喆氏は、25日に開催された中国マクロ経済フォーラムで、現在の景気回復の足取りはしっかりしておらず、ビジネスの困難は大きく、不安定な市場や市場の信頼感の欠如などの問題があると警告しました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
ロイター通信は、中国の5月の経済データが内需と外需ともに低迷を示し、世界第2位の経済大国である中国は、新型コロナ流行後の回復がうまくいっていないと指摘しました。
中国国務院は、経済成長押し上げ対策を協議する会議を開き、経済情勢の変化に対応したより強力な行動をとるため、時宜を得た政策を導入することを約束しまし、同時に、中国は10ヶ月ぶりに基準金利を引き下げました。
経済アナリストは一般的に、中国の中央銀行は貸出金利の引き下げにさらに踏み切るだろうと考えていますが、問題の金融緩和は、民間企業や家計が借り入れを控えているため、すでに利益率の圧迫に対処している国内の銀行をかえって痛めつける可能性があると指摘しています。
寧吉喆氏は、今年の上半期が終わり、最も重要な四半期である第3四半期が始まることから、マクロコントロールはペース配分を行うべきであり、関連する政策はできるだけ速く打ち出すべき」と指摘しました。
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中国は今月に入ってからも、5月のPMI が予想を下回ったり、若年失業率が20.8%を記録したり、ゼロコロナ停止後の経済回復に暗雲が降りています。
それなのに、米国のブリンケン国務長官を冷遇して米国の怒りを買い、一体どうしたいのでしょう?
参考記事
<自由亜州電台>中国经济疫后复苏乏力 宁吉喆呼吁尽快出台调控措施