中国国家統計局が17日発表したデータによると、今年上半期の全国都市部調査失業率は平均5.3%で、第1四半期より0.2ポイント低下しました。ただし6月の若年(16~24歳)失業率は21.3%に増加しました。
中国国内ニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。
中国国家統計局の付凌暉報道官は17日、国務院情報弁公室が開催した記者会見で、「上半期の全国都市調査失業率は平均5.3%で、第1四半期より0.2ポイント低下した。雇用情勢は全般的に安定しており、都市調査失業率は低下している」と述べました。
国家統計局の発表したデータによると、6月の全国都市部失業率は5.2%で、前月と同水準でした。
労働力人口のうち16~24歳の失業率は21.3%で、25~59歳の失業率は4.1%でした。
31大都市における6月の都市失業率は5.5%で前月から変化ありませんでした。
就業者の週平均労働時間は48.7時間。 第2四半期末現在、出稼ぎで働く農村労働者(農民工)の総数は1億8,705万人で、前年同期比3.2%増加しました。
+++++++++++++++++++++++
国家統計局は失業率が減少傾向にあると発表しているのですが、若年失業率は4月20.4%、5月20.8%だったのに、6月は21.3%と悪化しています。
ちなみに中国では農村戸籍の人は仕事に溢れても、失業者としてカウントされません。農村に帰って農業に従事できるから失業はあり得ないという意味だそうです。
中国の失業問題でSNSで解決策の提案がありました。
『失業者は全員農村に下放しよう』(現代の文化大革命上山下郷運動)
『24歳以下は失業者にカウントしないことにしよう』
(大卒者の卒業即失業問題について)
『大学を専門学校に改編すれば、大卒者の数が減って失業者数も減る』
真面目に考えている人は少ないようです。
参考記事
<百度新聞>回落!上半年全国城镇调查失业率平均值为5.3%