黄大仙の blog

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フォックスコン、インドに数十億ドルの投資の可能性

814日、台湾の大手ハイテク企業であり、アップルの受託生産最大手であるフォックスコンは、中国を離れて製造業の多角化を図るため、インドに「数十億ドル」の投資を行う可能性があると語りました。

  米国国営国際放送の美國之音の記事より。

フォックスコンのインド投資は中国も注視

  鴻海精密工業としても知られるフォックスコンは、世界最大の受託電子機器メーカーで、アップルのiPhoneを筆頭に、多くの企業のデバイスを組み立てています。

 

  フォックスコン20数カ国で事業を展開していますが、その大部分は中国にありますが、近年はフォックスコンがインドに多額の投資をしていると報じられています。

 

  フォックスコンの劉揚偉(ヤング・リウ)会長は決算説明会で、インドに20億ドルを投資する計画があるかという質問に対し、「インドの潜在的な市場規模からすれば、当社の計画を完全に実行できれば、数十億ドルの投資は始まりに過ぎないと思います」と述べました。

 

  フォックスコンは今年5月、インドのテクノロジーハブであるベンガルール郊外の広大な土地を3700万ドルで購入すると発表しました。

 

  フォックスコンは現在、インドで9つの製造パークを運営し、30以上の工場を持っており、「年間売上高は約100億ドル」とヤング・リウ会長は語っています。また、同社は競争力を高めるため、インドでの事業を家電や電気自動車向けの「主要部品」に拡大する計画であると述べています。

 

  ヤング・リウ会長は、「主要部品の物流は来年まで待たなければならないかもしれないが、今年はすでに建設が始まっている。 操業はインドの3つの州で行われる予定だ」と付け加えました。

 

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  フォックスコンのインド移転は着々と進んでいます。フォックスコンと一緒にインドに移転するサプライヤも多いはずなので、中国製造業の空洞化が進みそうです。

 

  25年ほど前のバブル崩壊後には、製造業が中国に移転して日本の空洞化が進みましたが、今度は中国が空洞化する順番なのかもしれません。

 

  不動産バブルが崩壊したと言われる中国経済を、3期目の習近平政権がどのように建て直すのか注目です。


参考記事

<美國之音>富士康老板看到了在印度投资数十亿美元的潜力

https://x.gd/IOP07