黄大仙の blog

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ギャラガー下院議員が六四記念館を訪問:米国は「幼稚症」、中国の民主化にまだ幻想を抱いている

連邦議会下院中国特別委員会のマイク・ギャラガー委員長とアシュレー・ヒンソン委員は12日、ニューヨーク・マンハッタンにある六四記念館を訪問しました。同氏は、中国共産党政権に対する米国の甘えや希望的観測は、六四天安門事件後、とっくに裏切られたはずだと述べました。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

六四記念館を訪問中のマイク・ギャラガー委員長(左)

  米連邦議会下院中国特別委員会のニューヨーク訪問は、主に金融部門を対象としたものでした。同委員会は11日にウォール街の幹部を招き、台湾海峡危機の経済・金融への影響を説明する「台湾兵推」を開催しました。

 

  翌12日には、委員会のメンバー6人がニューヨークのシンクタンク外交問題評議会CFR)で「システミック・リスク:米国金融の安定に対する中国共産党の脅威」というテーマで公聴会を開きました。

 

  会議終了後、ギャラガー委員長とヒンソン委員はマンハッタンのミッドタウンにある六・四記念館を訪れ、『中国の人権』の周鋒鎖常務理事と于大海記念館長が同館の展示物や1989年の中国の民主化運動の歴史について説明したほか、六四天安門事件の生存者である呂京花、陳立群、チベット支援団体が同席しました。

 

  六・四記念館訪問後、ギャラガー委員長は、「米国が中国共産党政権に対する幼稚な幻想を断ち切るべき時がとうに過ぎており、中国が『豊かになり、民主化に向かうだろう』という旧世代の指導者たちの楽観論は何度も何度も間違っていることが証明され、198964日の出来事は、このマルクス・レーニン主義政権の本性を我々に明らかにした」と述べました。

 

  ギャラガー委員長は、「今日に至るまで、中国市場から儲けられると信じているアメリカ人がまだ大勢いる。委員会の視察がウォール街を目的地としたのは、金融界のリーダーたちに、中国との関係を維持することに伴う極めて具体的なリスクを説明するためであった。」と指摘しました。

 

  続けてギャラガー委員長は、「このリスクには、今日の中国の不安定な政策体制における直接的な投資損失の可能性と、中国共産党政権が人権侵害に利用している技術分野の一部に投資することの倫理的課題の両方が含まれる。同委員会は、中国の人権に関する政策が損なわれないようにする方法を見つけようとしてきた。」と述べました。

 

  ヒンソン委員は、「同委員会は金融界に対して、自分たちの資金がどこに流れているのか、何に使われているのか、そして最終的に米国の投資家に不利益をもたらすような銃弾に変わっていないか、もっと意識する必要があるというシグナルを送ろうとしてきた。」と述べました。

 

  ギャラガー委員長は今年2月、マンハッタンのチャイナタウンで集会を開き、中国共産党が米国に海外警察署を違法に設置したことを叱責したが、 その際、周鋒鎖常務理事も連絡役として参加しました。

 

  ギャラガー委員長が率いる委員会は若く、活発で、精力的で、実務的であり、「今後ワシントンで中国共産党の挑戦に対処するため、より大きな役割を果たすことを望んでいる。」と彼は述べています。

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  ギャラガー委員長は中国に厳しい姿勢を示している議員で、『中国経済の減速に伴い中国が台湾に対して軍事行動を起こすリスクが高まる』との考えを持っており、台湾への武器供与強化や中国軍と関係のある企業への米国資本の流入を禁止するよう訴えてきました。

 

  ギャラガー委員長は今年2月には極秘裏に台湾を訪問し、蔡英文総統や国防部長と会談したと言われていますが、その内容については公表されていません。

参考記事

<世界新聞網>盖拉格访「六四纪念馆」:美有「幼稚病」对中民主还存幻想

https://x.gd/64TianAnMen