今年第2四半期に全国で婚姻届を提出した件数は、今年第1四半期よりも36.6万組減少したことがわかりました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
中国民政部が発表した統計によると、今年第2四半期に全国で婚姻届を提出した件数は178万1000組、離婚届を提出した件数は67万6000組でした。
今年第1四半期と比較すると、第2四半期の全国の婚姻届出件数は36.6万組減少し、離婚届出件数は3.5万組増加しました。
四川省成都市政府が運営するメディア『日刊経済新聞』は先月、国家衛生委員会の一部門による調査を引用し、中国の合計特殊出生率が2020年の1.30から昨年は1.09に低下したことを明らかにしましたが、その後このニュースは中国のネットから削除されました。
中国の出生率の低下は、労働力の減少や高齢化社会への負担増につながるだけでなく、就職や生存のプレッシャーに直面している若者の懸念も浮き彫りにしています。
中国民政部のデータによると、中国の婚姻数は2014年から年々減少し始め、2013年には1346万9300組だった婚姻数が、2019年には1000万組の大台を割り込み、2021年には763万6000組となり、800万組の大台を割り込みました。約10.5%も減少したことになります。
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中国の結婚数の減少が止まりません。廃園する幼稚園も増加しており、人口減少に歯止めがかからないようです。
減少する結婚数とは裏腹に離婚数が増えているのですが、小耳に挟んだ話によると、『偽装離婚』も結構あるようです。
なぜ偽装離婚するのでしょう?
住宅ローンを抱えた夫婦がいます。
-離婚して住宅の名義を元妻にします。
-元夫は住宅を元妻から買い取るため、銀行で住宅ローンを組みます。
-ローンで借り受けたお金を元妻名義の口座に振り込みます。
-(銀行を安心させるため数回の返済を真面目に済ませます)
-夫婦揃ってバックれます。
-住宅を”売り抜けた”夫婦はにっこり😀😀
-担保にとった住宅を抱えて銀行は途方に暮れます。
住宅がだぶつき、価格を下げないと売れない状況なのに、価格を下げることが共産党に禁止されているため、売りたくても売れない状態です。
そんな状況を打破するために考えられたのが偽装離婚なんだそうです。住宅ローンは比較的審査に通りやすいことを利用した『庶民の知恵』なのでしょう。さすが『上に政策あれば、下に対策あり』の国ですね。
あくまで噂ですので本気にしないでくださいね。
参考記事
<自由亜州電台>中国公布今年二季度统计:结婚登记数量再创新低