中国環境部は、『美しい中国の建設を全面的に推進する』2023年中国環境戦略・政策学術年次大会での講演の中で、2022年末の時点で、中国の3分の1近くの都市の大気質がまだ基準に達していないことを認めました。
中国国内ニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。
環境部はまた、土壌汚染が一部の地域で蓄積し続けていること、農村生態学がまだ十分に注目されていないこと、環境緊急事態が頻発する高いリスクがまだ根本的に変わっていないこと、騒音、煙霧、悪臭などの顕著な環境問題がまだ数多く存在していることを指摘しました。
しかし環境部は依然として、中国の生態環境の趨勢は絶えず改善していると強調しています。
2022年の地級以上の都市におけるpm2.5の平均濃度は初めて1立方メートル当たり29μgに低下し、重汚染日数は93%減少し、表流水における良好な水域の割合は87.9%に達しました。
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日本の環境省のウェブによると、大気中のpm2.5の環境基準値は「1年平均値が15μg/㎥以下であり、かつ、1日平均値が35μg/㎥以下であること。」となっており、全国1796局の測定局で環境基準達成率は100%でした。(令和3年度)
https://www.env.go.jp/press/press_01411.html
全測定局の年平均値は、一般局で8.3μg/㎥となっており、中国の29μg/㎥の1/3以下となってます。
最近は中国の大気汚染についての報道は少なくなりました。改善が進んでいると主張していますが、まだまだ汚染されていますね。
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参考記事
<百度新聞>环境部:中国三分之一城市空气质量不达标