台湾メディアの報道によると、台湾軍ミサイル部隊は、北京を攻撃できる射程2000キロの自社開発極超音速巡航ミサイルを配備したことを関係筋が明らかにしました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
報道によると、この巡航ミサイルは台湾国家中山科学研究院が開発したもので、台湾空軍は予算として135億台湾元を割り当てられて昨年末に試験を完了し、今年量産を開始し、現在空軍の航空ミサイル防衛司令部のミサイル部隊に正式に配備されています。
第一段階として、台湾政府は10基の発射システムを製造し、15~20基のミサイルを台湾北部と中部に配備する準備を進めています。台湾の中国語オンラインメディア『上報』によると、台湾軍が長距離攻撃用の戦略ミサイルを持つのはこれが初めてだとのことです。
また、これとは別に、昨年末の時点で、台湾が米国から購入した軍事物資のうち、これまで米国から納入されたのは8,503億台湾ドル(約3兆9800億円)で、8,300億台湾ドル分(約3兆8900億円)の装備品の納入が遅れていると報じられました。台湾国防部はこの点について、これ以上の説明はしていません。
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台湾は小さな国ながら、中国牽制の気概は大きいです。『もしもの時には、巡航ミサイルが北京に飛んでくぞ』という態度を見せれば、中国の台湾武力侵攻も思いとどまらせることができるかもしれません。
でも、米国からの防衛装備品の納入が遅れているのは気になりますね。ウクライナやガザが影響しているのでしょうか?
参考記事
<自由亜州電台>台湾部署高超音速导弹 射程可达北京
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