中国の「中国人民警察デー」である1月10日、蘇州市公安局は庁舎内に「警茶」というミルクティー専門店をオープンさせ、たちまちネット上で話題となったが、誰もが「警茶」を飲めるわけではない。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
新浪財経などの中国メディアによると、このミルクティー・ショップが店名を「警茶」に変えたとき、その名前を知らない人たちは、警察官を店名に使うとは大胆な人だと思ったといいます。
実は、このミルクティー・ショップは蘇州市公安局が経営しており、紅茶だけでなく、携帯ケースや買い物袋などの周辺商品も扱っています。
「警茶」ミルクティー・ショップは警察署内にあり、一般には開放されていません。もし部外者が「警茶」の味を試したければ、警察署に就職しなければチャンスは無いとのことです。
実際、杭州市公安局も「警茶」と一連の周辺商品を販売しています。今年の警察デーでは、杭州市公安局は飲料会社と協力し、当日限定の「警茶」を発売しました。
また、中国の多くの公安局や警察署が独自の喫茶店を構えています。
警察の大いなる創意工夫に、ネットユーザーは笑ってこう言いました:
「警察もオープンソースにしないと手持ち資金が不足するようだ」、
「以後、自腹でお茶を飲んでください。もちろん警茶を飲むんですよ」
しかし、一部のネットユーザーからは、警察がビジネスをやっていけるのか、という疑問の声も上がっています。
「店を開く資金はどこから?」
「税金でこんなことやっていいのか?」
「違法な行政組織は営業できない。」
「『警察』の商標登録は完全に違法だから、一刻も早く登録抹消しろ、さもないと大変なことになるぞ」
「シリーズで捜査茶、起訴茶、監督茶が出るのか?」
++++++++++++++++++++++++++++
「警察」と「警茶」は、どちらも中国語で「jǐng chá」と同じ音、同じ四声です。「警察(jǐng chá)が販売する警茶(jǐng chá)」と言うことですね。
杭州市公安局は、昨年6月20~24日の中国国際動漫節と今年1月10日の中国人民警察デーに、警茶を一般市民に振舞ったそうです。
|
参考記事
<世界新聞網>苏州公安「警茶」火了 网质疑:开店钱哪来?