黄大仙の blog

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中国の電子商取引企業テム社に違法商品販売の疑い: EU、調査を開始

欧州委員会1031日、中国の電子商取引大手「拼多多」の子会社であるTemu社に対し、同社のオンラインショッピングプラットフォームで違法な商品を販売し、中毒性のあるデザインを採用している疑いがあるとして、デジタルサービス法に基づく訴訟を開始したと発表しました。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

EUがTemuを調査

  Temu9月の時点で、欧州連合(EU)内で9200万人の月間アクティブユーザーを申告しており、EUのデジタルサービス法では、厳しい規制の対象となる「超大型プラットフォーム」(VLOP)に該当します。

 

  欧州委員会Temuに対する調査は、停止処分を受けた質の悪い出品者の商品の再出荷を阻止するなど、違法商品の取引を防止するプラットフォーム・システムの有効性に焦点を当てています。

 

  EUはまた、例えばゲーム感覚で報酬を提供するなど、ユーザーを中毒にさせるようなTemuの設計や、中毒がユーザーの肉体的・精神的な悪影響を与えないよう、そのシステムがリスク防止策を網羅しているかどうかも調査しなければなりません。

 

  EUデジタルサービス法は、消費者に複数の選択肢を提供するため、電子商取引企業に対し、買い物推奨システムのパラメータに少なくとも1つの非プロファイリング選択肢を含めることを求めています。

 

  欧州委員会は、Temuが本当にこれを遵守しているかどうかを調査すると述べました。

 

  Temuの安売りダンピングの手口と商品の質の低さは、国際的に大きな物議を醸しています。ドイツをはじめとするEU諸国がTemuに懸念を表明しているほか、アメリカ、韓国、タイの政府も調査を開始すると発表しています。

 

  EUのデジタルサービス法が施行されてからこの1年間で、Temuは調査対象となった3社目の中国企業となります。

 

  Temuに先立ち、欧州委員会2月に、短編AVプラットフォーム「TikTok」の未成年者保護対策が不十分であったかどうかについて調査を開始し、3月には、アリババのアリエクスプレスが、自社の電子商取引プラットフォームに、商品に関する不正確な情報、特に健康に害のある偽薬、食品に含まれる成分、児童やティーンエージャーがまだ利用可能なポルノコンテンツが含まれていないかどうかをチェックしていなかったかどうかについて調査しました。

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  Temuは日本でも展開していますが、EUや諸外国のような調査の話は聞こえてきませんので、日本では問題なく運営されているのでしょうか?

 

  日本にはダンピングしていないとか、商品の質は日本人の要求に合致しているとか、私はTemuを利用していないのでわかりませんが、ご存じの方感想を聞かせてください。

 

参考記事

<世界新聞網>中国电商Temu疑涉贩售非法商品 欧盟立案调查

https://x.gd/IcpvI