雨が降り続き、洪水期に入った中国。
毎秒5万m3を超え、2020年第1号洪水が発生し、
広域でレベルⅣ緊急対応が開始された。
長江に第1号洪水発生が通告されたのは7月2日でした。
6月初から雨が降り続いて長江流域では洪水が続いていたのですが、
今までのは洪水では無かったとでもいうんでしょうか?
細かいことはともかく、通知文書には
「”長江2020年第1号洪水”在長江上游形成」
と明確に書いてあります。
どうやら三峡貯水湖への流入量が毎秒5万立方メートルを超えたことが、「第1号洪水」発生の基準になっているみたいです。
今まで1ヶ月近くにわたって降り続いた雨により、
長江流域の重慶、武漢、宜昌、合肥、南京などで洪水の被害が伝えられてきましたが、
中国長江流域で豪雨、重慶で洪水発生、三峡ダムの貯水量は危険水位を超えた、大丈夫か? - 黄大仙の blog
降り続いた雨水が長江に流れ込み、水量が増大したということなのでしょう。
洪水の被害はまだまだ拡大しそうです。
長江流域に雨雲が覆いかぶさり、豪雨が降り続きます。
中国国内の報道では三峡ダムのことをほとんど報じないので、
はっきりした事はわかりませんが、日本のメディアを含めて
海外メディアでは三峡ダム決壊が近いと報じているところもあります。
私個人的には三峡ダム決壊はあり得ないと思ってますが、
洪水被害はこれからの方が深刻でしょう。
長江流域にあるとされる解放軍の重要施設にも影響を及ぼします。
そうならないために三峡ダム湖の水量が危険水域に達すれば、
決壊しないレベルまでは放流を続けるはずです。
下流域の洪水被害はずっと続くでしょう。
洪水による被害も心配されますが、
コレラや食中毒など疫病の発生も心配事の一つです。
洪水がひけた後もツマジロクサヨトウなどの害虫の繁殖も心配され、
サバクトビバッタはインドへ、中国にはもっと怖い害虫が - 黄大仙の blog
中国の内憂は続きます。
こんな時に世界中と戦狼外交やっていて大丈夫でしょうか?
+++百度新聞+++
[原題] <百度新聞>长江发生第1号洪水 南北方全面进入主汛期
[邦訳] <百度新聞>長江で第1洪水が発生 南北全面で満水期に突入
<<原文のURLは下にあります>>
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[ 滚动新闻北京7月2日報道]
現在中国の南北は完全に洪水期に突入し、洪水防止と救助作業は重要な段階にある。7月2日10時に、長江三峡ダム貯水湖への流入量は毎秒50000立方メートルに達し、2020年の第1号洪水が発生した。
「全国洪水·干ばつ対策計画」の関連規定に基づいて、全国治水·干ばつ対策本部は7月2日20時に洪水対応レベルⅣ緊急対応の開始を決定し、関連地区に通知を出し、洪水防止、洪水救援と災害救助活動支援のために、2つの作業部隊を湖南、湖北、安徽に派遣した。
現在、長江中下流域、洞庭湖、鄱陽湖の水位は平年よりも高く、太湖の水位は警戒水位を超えた。気象部門の予報によると、7月4日から6日に、西南地区から長江中下流域などで降雨が強まる。暴雨が降る地区は以前の降雨地区と重なっており、長江中流域の一部の区間が警戒水位を超える可能性があり、集中豪雨地区では地質災害、中小河川の氾濫や都市内の水没のリスクが高まっている。
全国治水·干ばつ対策本部·緊急管理部は水害対策と災害対策をさらに統合·指導し、人々の生命の安全確保を第一に置くことを要求している。7月2日全国治水·干ばつ対策本部は、上海、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省、河南省、湖北省、湖南省、重慶、貴州省、雲南省などの地区に通知を出し、人間第一、生命第一の理念を確実に確立することを要求し、雨や水の状況をしっかりと監視し、相談·分析·評価を強化し、関連部門と協力し、大河川の洪水、局地的大雨の降った地区の山岳洪水、中小河川の洪水、都市内の洪水の防止に最新の注意を払い、中小貯水池の安全処置をしっかり実施し、事前に危険を避ける警報情報を出し、危険区域の人々を果断に移送し、人々の声明の安全をしっかり保障する。
<百度新聞>长江发生第1号洪水 南北方全面进入主汛期
https://tech.sina.com.cn/roll/2020-07-03/doc-iircuyvk1697945.shtml
+++百度新聞+++