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保険業協会が中国の年金は126兆~158兆円不足すると報告 年金不足解決のための第3の柱とは。

国保険業協会の報告書によると、今後5年から10年で、8兆から10兆元(126兆~158兆円)の年金基金が不足する見込みです。中国の年金不足は徐々に拡大しており、近年多くの中高年が老後の不安を抱えています。年金不足問題を克服するために打ち出した「第3の柱」とは?

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   中国保険業協会は1120日に「中国の年金制度の第3の柱に関する調査報告書」を発表し、今後5年から10年で、中国の年金基金には8兆から10兆元(126兆~158兆円)の不足額を抱え、それは拡大し続けるだろうと述べました。

 

  中国は過去40年にわたって一人っ子政策を実施したことで、若年層や中年層の人口比率が激減して年金社会保険に拠出する人が減り、年金を受け取る人が増えるという急速な高齢化が進んでいます。

 

  中高齢者に将来の年金額に不安が広がるのと同時に、社会保障費を払わない人が3800万人もいるといわれています。

 

  中国当局は以前から「年金受給可能な年齢を引き上げる」としていましたが、中高年の多くは自分が老後を迎えた時に、年金が支払われなくなるのではないかと心配しています。

 

  報告書によると、中国の年金制度は第1の柱の社会保障が主に負担し、第2の柱は雇用者が一部負担しているが、第3の柱として国民が自己負担するための長期的な年金投資基金が不足しており、未整備な状況にあるといいます。

 

  報告書は、 中国の資本市場が急速に発展しているにもかかわらず、国民が自ら負担する長期的な機関主導の投資ファンドが不足していると指摘し、政府が年金投資商品を推進し、年金をより魅力的なものにするために関連政策を最適化すべきだと提言しています。

 

  報告書では、年金基金は世界の資本市場にとって長期的に安定した資金源であると指摘しています。 

 

  日本では年金基金が投資商品に投資すると、あれこれ批判する勢力やマスコミがありますが、中国はこれから年金基金による投資商品への投資を進めようとしています。

 

  日本人が注目すべきなのは、中国は将来の年金不足を補うために、「消費税を増税する」などとは言っていないことです。中国では消費税ではなく増値税と言いますが。

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  『年金を税金で賄うなんて言っているのは日本だけ』と指摘する経済アナリストも多くいます。

 

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