「習近平が政権について8年。毛沢東時代以降の中国の軌道を根本的に変えた新スターリン主義の政治革命を指揮してきました。」こう述べた中国人学者は、習近平が中国共産党一党独裁の終結を早めると予測しています。
アメリカに拠点を多く国際メディアの自由亜州電台(RFA)の報道によると、米国カリフォルニア州のクレアモント・マッケナ大学の政府学教授で、中国の民主化を体系的に研究してきた華人学者の一人である裴敏欣(ペイ・ミンシン)教授は、習近平の新スターリン主義は、中国の将来の民主化を妨げるどころか、むしろ早める可能性があると試聴しています。
裴敏欣教授は、ソ連崩壊の教訓をもとに、政権に就いてから権力の中央集権化を加速させ、一党独裁を強化する習近平の路線を「新スターリン主義」と呼んでいます。
裴敏欣教授は、「新スターリン主義は非常に自己破壊的であり、一党独裁を強化するというよりはむしろ弱体化させる可能性がある」と指摘しています。
新スターリン主義は中国共産党の一党独裁を墓場送りにする可能性があると指摘する裴敏欣教授はその理由として、以下の3つを挙げた。
第一に、権力の過度の集中は、習近平をどこにも行かせないようにしている。
第二に、トップでの権力闘争は避けられない、
第三に、経済発展が内外の抵抗に遭っている。
裴敏欣教授は、米国対立の激化は中国に大きな損失をもたらすだろうと指摘し、中国の国内景気後退と積極的な戦狼外交政策は、中国を米国や民主主義国との衝突コースに置いているとしています。
「2035年に習近平時代が終わるまでに、中国の社会経済状況は現在よりも民主化に向けてほぼ確実に進展するだろう」と、裴敏欣教授は予測しています。
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参考記事 *>s
<自由亜州電台>2035习时期结束?习近平新斯大林主义可能加速终结中共一党专制
http*://bit.ly/3oqBHuP
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