中国の南部各省では最近「電力制限」が伝えられていますが、今年の冬の最強寒波が近づく中、暖房が平常通りになるかどうかが懸念されています。
アメリカに拠点を置く世界中の華人向けメディアの世界新聞網の報道によると、国家发展和改革委员会(NDRC)は12月28日に、電力供給を守るための4つの対策を提案し、状況に応じて石炭の輸入量を増やすと発表しました。
中央政府は、寒い時期に室温が下がらないようにするために「温暖化令」も出しています。
NDRCは、冷え込みに対処するため、当局は関係者と協力して電力供給の確保に全力を尽くすとし、4つの主要な対策を提案しました。
「地方政府と企業の責任をさらに固める」
「秩序ある電力消費計画を科学的に最適化する」
「電力供給をうまく行うためのポイントを浮き彫りにする」
「調整メカニズムを改善する」
冬の石炭需要の増加に対応して、NDRCは山西省、陝西省、内モンゴル自治区などの産炭地域に対して産出量の増加を要請し、需給状況に応じて石炭の輸入量を適切に増加させ、発電・暖房用の石炭ニーズを優先するとしています。
天気予報によると、年末から1月初旬にかけて北京市平野部の最低気温は-10℃を下回る可能性があります。
北京市管理委員会暖房事務所は、暖房シーズンの暖房注意報を発出し、寒気時に「気温が下がっても室温が下がらないように」、事前に準備して暖房設備を稼働させるように要請しました。
広東省、湖南省など南部地域では12月から電力供給が制限され、国民の生活や暖房に影響が出ており、国民の不満を招いています。
NDRCは石炭不足を認め、増産と輸入増加を訴えているようです。オーストラリアへの報復で石炭に輸入をストップしていますが、国民が寒さで根を上げたようです。
停電の理由は軍事施設の増強と戦争準備簿ためという説もあるので、その場合には国民の苦難は続きそうですね。
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参考記事 *>s
<世界新聞網>北京發「升溫令」…發改委:適當增加煤炭進口
http*://bit.ly/3mZ35Po