インド電子情報技術省の発表よりますと、インドでの5G通信実験へ中国企業の参加が認められませんでした。中国政府はこの動きを懸念しています。
在インド中国大使館の王小劍報道官は、中国企業のインドへの貢献を強調し、「中国の通信会社の協力排除は、中国企業の合法的な権利と利益を損なうだけでなく、インドのビジネス環境の改善を妨げ、関連産業の革新的な発展にも悪影響を及ぼす 」と警告しました。
インド政府は2019年12月には、ファーウェイやZTEなど全ての中国企業は5G通信実験へ参加できるようにするとしていましたが、2020年6月の中印国境で、20名以上のインド兵が死亡する衝突が起きたことで立ち消えになっていました。
インドでの5G通信実験への参加が認められているのは、バーティ・エアテル、Reliance Jio Infocomm、アイデア・セルラーの3社と、インド国営のMahanagar Telephone Nigam Limited(MTNL)で、実験期間は当初6ヵ月間です。
アメリカのトランプ前政権から始まった、5G通信からのファーウェイなど中国企業の排除は、西側諸国だけでなくインドへも波及しています。
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参考記事
<徳国之声>印度5G试验排除中企 北京表示遗憾
http*://bit.ly/2PV6mEP