今週公開を予定していた米国映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開が延期されました。 また、中国が米国映画の上映を停止することも明らかになりました。 米国政府が北京冬季五輪の外交ボイコットを発表した後、中国の「対抗措置」が早速発動しました。
米国国営の国際メディアの自由亜州電台の記事より。
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9日の午前10時に公開予定だった米国映画スパイダーマンシリーズの最新作、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開が突然停止されました。
SNSの情報によると、上映館は朝8時50分に知らせを受け、9時57分(公開3分前)に米国の映画を停止する通知が正式に降りてきたようです。
米国映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の上映が中国で無期限に延期されることについて、米国が北京冬季五輪をボイコットしたことに対する中国の対抗措置の一つではないかと分析されています。
中国の評論家は、各国の外交的ボイコットは自国民を傷つけることがないが、中国の対策は、14億人の国民に跳ね返ってくることことが多いと、自嘲気味に語っています。
「例えば、米国のドラマをボイコットしたり、NBAをボイコットしたり、結局中国の庶民が寂しい思いをしている。」
12月6日に、米国ホワイトハウスの報道官が北京冬季五輪の外交的ボイコットを発表すると、中国外交部の報道官は反対の意を表明し、断固たる対抗措置をとるとしていました。
このニュースに続き、今週上演される予定だった米国映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が「公開保留」されたというニュースが流れました。
中国の時事評論家の趙寧氏は、中国政府の米国に対する対抗策は、過去に韓国の対中投資や芸能人をボイコットしたように、予想されたことだと述べています。
中国の映画業界関係者によると、中国国家新聞出版広電総局は、来年の米国映画の輸入を一時停止することを検討しており、再開時期は「未定」としています。
中国が米国映画を停止する中で、12月3日には韓国映画『哦!文姬』が公開されましたが、韓国のある政治家一族は、北京冬季五輪の外交ボイコットに韓国が参加しなかったことで、両国の関係が修復されつつあることを明らかにしました。
中国の時事評論家の趙寧氏は、韓国が中国に対して中立的で友好的な態度をとるのは、経済的な利益が目当てだと考えています。
日本も人権問題には目を瞑って、経済的(国家的)利益に走るのでしょうか?
参考記事
<自由亜州電台>传明年停止进口美国影片 美国电影《蜘蛛侠》上映无期
http*://bit.ly/3rUTb7w