黄大仙の blog

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富士通が2nmチップを独自に設計! TSMCに生産を委託する予定

日本の富士通は、2nmの先端チップを独自に設計し、生産をTSMCに委託する計画であると報じられました。 富士通は高性能コンピューティング技術を用い、このチップを搭載したCPU(中央演算処理装置)製品を4年後に発売する予定とされています。

  台湾の「先驱媒体社会企业股份有限公司」が運営するニュース情報プラットフォームNewtalk新聞の記事より。

富士通が2nmチップを独自に設計

  現在の世界情勢の中で、経済安全保障における半導体の重要性はますます高まっています。 チップの小型化が進めば進むほど、チップの性能も向上していきます。

 

  富士通の最高技術責任者(CTO)であるヴィヴェック·マハジャン(Vivek Mahajan)氏は、2nm半導体を設計し、TSMCで製造してもらうと発言しています。 これは、TSMC2025年までに2nmの量産を達成するという目標に沿ったものです。

富士通のCTO ヴィヴェック·マハジャン(Vivek Mahajan)氏

  半導体開発は、今や国家的な競争の焦点となっていて、現在のところTSMCの先端プロセス技術は2nmまでしか明らかにされていませんが、韓国のサムスン2027年までに1.4nmの量産を完了すると発表し、インテルは今年中に1.8nm相当のインテル18Aテストチップをテスト生産すると発表しています。

 

  日本では、2022年度第2補正予算における日本政府の半導体支援策の概要が明らかになり、その中で日米が連携した次世代チップ研究センターの準備に約3500億円の予算がつくことが明らかになっています。 2020年代後半(2025-2029年)に2nm以下の先端ウェーハの開発·量産を目指し、日米共同で年内に研究センターを設立するとのことです。

 

  日本政府は今月中に参加する日本企業のリストを発表しますが、東京大学産業技術総合研究所理化学研究所が参加し、欧米の企業や研究機関とも協力することが分かっています。

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  かつては『電子立国』と呼ばれ、半導体生産の世界シェア60%を誇った日本の半導体産業です。『失われた30年』により今では見る影もなくなってしまいましたが、日本の復活を期待させてくれるニュースです。

 

  日本メディアの報道がほとんどないのが残念です。


 

参考記事

<Newtalk新聞>日本富士通自行設計2奈米晶片!將委託台積電生產

https://bit.ly/3EssME1

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