英国政府は16日、中国企業に対して英国の大手半導体メーカーの株式を売却するよう命じました。
フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。
グラント・シャップス英内務大臣(ビジネス・エネルギー・産業政策担当)は、国家安全保障への潜在的なリスクを防ぐため、ネクスペリア社にニューポートウェハーファブ社の株式の少なくとも86%を売却するよう求める「最終命令」を出すことを決定しました。
シャップス大臣は公式指令の中で、「中国による支配に伴い、技術や知識の面で英国の能力を損なう恐れがある」と指摘しています。
中国のスマートフォン大手ウィングテックの子会社であるオランダのネクスペリア社は、2021年7月に英国最大のチップメーカーであるニューポートウェハーファブ社を買収しました。
2020年に英国は、中国の通信大手ファーウェイが英国で5Gブロードバンドネットワーク機器を展開することを禁止しました。
英国のリシ・スナク首相は、先月就任した際、中国との貿易に意欲を示す一方で、中国に対して厳しい姿勢を示しました。
インドネシアで開催されたG20サミットでは、中国の習近平国家主席と二国間協議を行う予定でしたが、ポーランドにミサイル攻撃が行われて、西側同盟国がバリで緊急会議を招集し、対応に追われたため、習近平との会談はキャンセルされました。
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欧米西側諸国による対中国半導体規制は、厳しさを増しているようです。
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