黄大仙の blog

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習近平は本当に「立法法」を改正して鄧小平を否定し、国を封鎖しようとしているのか?

中国の習近平指導部は、全国人民代表大会(全人代)の立法手続きを定める立法法の改正案を公表し、インターネット上でのパブリックコメントを求めています。

  アメリカに拠点を置く中国語放送の希望之声の記事より。

中国立法法から「改革開放」が削除 「習近平思想を堅持」を追加

  改正案第3条では、「経済建設を中心とする」「改革開放を堅持する」という内容を削除し、「新時代の中国の特色ある社会主義という習近平の思想を堅持する」という思想に置き換えています。

 

  改正案では、経済改革・開放への言及が削除され、イデオロギー的な内容が追加され、経済関連法案の優先度が後退する可能性があります。

 

  改正案は全人代にすでに提出されており、1129日までパブリックコメントを受け付けます。一般的にはその後さらに2回の審議・修正を経て、可決・成立する。

 

  中国の著名な法学者で元北京大学法学部教授の袁紅冰氏は、改正案は第20共産党大会で出された政治的結論を法的に拡張したものだと指摘しました。

 

  第20回大会では、鄧小平、江沢民の時代に提唱された経済建設、改革開放といういわゆる国家基本政策が事実上否定されました。

 

  袁紅冰氏は、「 基本的な特徴の一つは、権威主義者の意志を法の意志として利用することです。習近平の新時代によれば、その核心はいわゆる大闘争を行うことであり、それは実は毛沢東の時代の階級闘争の別の形容なのです。」と強調しています。

 

  米国在住評論家の鄭浩昌氏によれば、「経済建設を中心とする」と「改革開放」の削除は、まさに意図的なものであり、習近平が鄧小平を否定して『門戸を閉ざし』、左傾化する傾向を全面的に反映している。」と指摘しています。

 

  袁紅冰元北京大学法学部教授は、「習近平氏は個人独裁と権威主義的な支配を完全に固めました。 したがって、習近平の政治的意志は第20共産党大会以降に全面的に実行されるはずです。 内部的には毛沢東原理主義に戻り、中国を毛沢東の暗黒時代に引き戻すでしょう。物質的資源が極めて乏しく、人々の精神生活が極めて冴えない、中央集権的な抑圧的支配に戻るということです」と述べています。

 

  袁紅冰氏は続けて、「第20共産党大会の後、15万人の官僚を粛清する予定だそうです。  今回の粛清で役人は平均1億元(20億円)近い財産を没収されることになります。没収財産はすべて軍国主義的な拡張に回されます」と述べています。

中国はますます横暴になる?

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  中国の将来はどうなるのでしょう?


 

参考記事

<希望之声>修改「立法法」否定邓小平 习近平真要关国门?

https://bit.ly/3EeXrTZ