黄大仙の blog

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中国・アラブ首脳会談で「一つの中国を堅持する」 台湾外交部:異端を広める中国を非難

中国・アラブ首脳会議で、「アラブ諸国は『台湾独立』に反対する」と宣言したことに対して、台湾外交部は、「中国当局が、事実と異なる発言に他国が同調することを強要している」と批判しました。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

「台湾中華民国は主権を持った独立国」

  サウジアラビアの首都リヤドで9日、中国とアラブ諸国の首脳会議が初開催され、戦略的パートナーシップの強化を目指すコミュニケを発表しました。

 

  コミュニケでアラブは台湾を巡る中国の『一つの中国』原則に対する強固な責務を確認。中国が台湾を含む領土の一体性を維持する取り組みのほか、香港に対する中国当局の統制強化の姿勢を『支持』しました。

 

  これに対して台湾外交部は11日に声明を出し、「中国共産党政府は『台湾は中華人民共和国の一部』という誤ったメッセージを、国際社会に執拗に送り出し、権威主義中国共産党政府に対する台湾国民の恨みを一層高めている」と指摘しました。

 

  「これは台湾国民を権威主義的な中国共産党政府に敵対させるだけでなく、国際社会の親台湾民主派に中国の残忍ないじめ、平和破壊、攻撃的な拡張主義のやり方を認識させることになるだろう。」

 

  台湾外交部は続けて、「自由で民主的な制度の下、台湾の人々によって選ばれた民主的な政府のみが台湾を代表することができ、中国共産党が率いる権威主義政府はこの変えがたい事実を認識し尊重しなければならず、他の国や組織にその架空のいわゆる『一つの中国原則』を受け入れることを強制してはならない」と述べました。

 

  さらに台湾外交部は、「台湾中華民国は主権を有する独立国家であり、民主主義の台湾と全体主義の中国の非従属は、国際社会で長く認められてきた現状である」と強調しました。

www.sankei.com

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  台湾外交部が『台湾は独立国家』とはっきり言ってますが、初めてというわけではなく、昨年3月にアラスカでのブリンケン・楊洁篪会談で、中国側が台湾の主権が中国にあると発言したことに対して、台湾外交部は「台湾中華民国は主権を有する独立国家である」と反論の声明を出しています。

 

  また、中国がサウジアラビアと急接近していますが、それを快く思ってない国がアメリカ以外にもう一つあります。それはイランです。イランには台湾独立を支持する動きが出てきています。

 

  国際情勢は複雑ですね。

参考記事

<自由亜州電台>中阿峰会宣言恪守一中台湾抨击中国散布邪说

https://bit.ly/3Yhi374