昨年11月、中国でゼロコロナに抗議して『白紙運動』に参加した曹芷馨、李元敬、翟伝瑞、李思斉の4人の青年が、約4カ月間の拘留を経て、拘置所を出たと報じられました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
中国の非営利独立メディアであるNGOCN IntlはTwitterへの投稿で、「白紙青年」である曹芷馨、李元敬、翟伝瑞、李思斉の4人は4月19日に拘置所を出たが、現在裁判中で保釈されているかは不明であると述べました。
彼女らは、2022年11月27日に北京の亮馬橋で行われた集会に参加したことで、「寻衅滋事罪(故意に他人や他人の器物に傷害や損害を与えること)」という容疑で逮捕され、朝陽拘置所に収容されました。
ロイターの報道によると、そのうちの少なくとも2人、曹芷馨と翟伝瑞は、友人を通じて釈放されたことが確認されたとのことです。
北京大学の出版社の編集者である曹芷馨(26)は、逮捕される前に、助けを求めるビデオを録画し、「私たちは消されたくない」と強調しましたが、昨年12月23日に連行されました。翟伝瑞(27)は教師です。
亮馬橋集会の参加者のうち、少なくとも数十名はその後警察に尋問されましたが、数時間、長くても数週間の拘束で釈放されたとのことです。
BBC中国語サイトは、白紙運動で逮捕された人々の多くは高学歴で、中には英国や米国の大学で学んだ者もおり、その身元は作家、ジャーナリスト、音楽家、教師、金融関係者で、その多くは女性であると報じています。
彼女らは活動家ではなく、人権や弱者の権利に社会的関心を持つ若者のグループです。
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無言で白紙を掲げる白紙運動は、昨年11月末に勃発しましたが、瞬く間に鎮静化してしまいました。当局による懸命の取り締まりが奏功したようです。
参考記事
<世界新聞網>参与白纸运动 曹芷馨等人关押4个月获释