来年1月の台湾総統選挙が近づくなか、国民党総統候補の侯友宜氏が9月中旬に訪米し、米議員との会談やシンクタンクでの講演に招かれる予定であることがわかりました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
侯友宜氏の選挙事務所は24日に、侯友宜氏が9月14日から8日間の予定で訪米すると発表しました。
訪問中、侯友宜氏はアメリカの下院議員や上院議員に会うだけでなく、米国在台湾協会(AIT)のローラ・ローゼンバーガー理事長を訪ね、シンクタンクでの講演や華僑のイベントに出席し、支持を集める予定です。
プレスリリースによると、侯友宜氏は今回の訪米を通じて、今後の米台関係の深化について米国の友人たちと意見を交換し、引き続き台米間の実質的な交流を促進するとともに、中華民国の民主主義体制への確固たる支持と自由の価値を守る信念と決意を示すことを期待しているとのことです。
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8月には頼清徳・副総統(来年の総統選挙での民進党候補)がトランジットで米国を訪問しました。
9月には国民党の総統候補・侯友宜氏が米国を正式に訪問し、二大政党の総統候補が、選挙を控えて米国詣をすることになり、北京の内心は穏やかではないと思いますが、今の所反応は無しです。
ちなみに4月に現総統の蔡英文氏が訪米し、マッカーシー米下院議長と会談した時には、北京の対応は比較的穏やかでした。
参考記事
<自由亜州電台>侯友宜9月中访美 将会晤美议员及智库演讲