韓国の現代経済研究院が26日に発表した報告書によると、今年韓国を訪れた中国人観光客数は月平均14万4000人で、韓国への対ミサイルシステム「サード」問題により韓国への団体ツアーが中止された2017~2019年の水準を大きく下回りました。当時、韓国を訪れる中国人観光客の数は月平均41万6000人でした。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
報告書は、韓国への中国人観光客が回復しなかった理由の一つとして、中国の経済成長の鈍化を挙げています。
一方、中国人観光客の旅行パターンの変化も主な理由です。新型コロナ感染症の流行以前は、中国人団体観光客が全体の20%以上を占めていましたが、今年第3四半期には13.8%まで減少しており、中国人観光客の団体旅行に対する嗜好が低下していることがわかります。
同報告書はまた、来年韓国を訪れる中国人観光客による観光収入は30億~90億米ドルと予想していますが、これは韓国国内総生産(GDP)の0.2~0.5%程度に過ぎないと予測しています。
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日本に来る中国人観光客は、2019年には959万4,394人と1,000万人に肉薄していましたが、2021年は42,239人、2022年は18万9,125人と激減しています。
参考記事
<自由亜州電台>报告:中国经济放缓导致访韩游客大幅减少