米国のジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、日本の秋葉剛男国家安全保障局長、フィリピンのエドゥアルド・アニョ国家安全保障補佐官は3者会談を行い、南シナ海における中国の最近の「危険で不法な行動」に懸念を表明しました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
声明は、中国が、セカンドトーマス礁(中国名は仁愛礁)とスカボロー礁(中国名は黄岩島)付近で「危険で違法な行動」をとっていることに懸念を示し、中国に対して、2016年7月のハーグ仲裁裁判所が出した『法的拘束力のある裁定』を順守し、さらなる挑発的な行動をやめるよう求めました。
中国は、南シナ海や東シナ海にあるいくつかの島の領有権をめぐり、日本やフィリピン、その他の近隣諸国と紛争を起こしています。
最近フィリピンは、中国の海洋警察船と海上民兵船が、自国の補給船に放水砲を繰り返し放射し、係争海域付近の船舶に故意に突っ込んだと非難しました。
ホワイトハウスの声明によると、米国、日本、フィリピンは、南シナ海と東シナ海における航行の自由と国際法へのコミットメント、そしてインド太平洋地域の平和と安定を維持することの基本的重要性を再確認しました。
また、自由で開かれたインド太平洋地域における共通の利益を促進するため、3カ国間で緊密な協調を行っていくことを再確認しました。
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日本のマスコミの扱いは小さいですが、尖閣諸島周辺の領海に中国船が侵入することは頻繁に起きています。(日本のマスコミは『ジャニーズ問題』や『パーティー問題』には異常な興味を示すのですが、国防には無頓着なようです)
米国とフィリピンは、もともと『対中国』で国防高官が協議をしていましたが、日本も加わることで海での中国の強引な行動を牽制してほしいです。
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参考記事
<自由亜州電台>美日菲国安顾问通话 关切中国在南海行为