ロイター通信：米国で最もダウンロードされているニュースアプリは中国と深いつながりがある

ロイター通信の報道によると、NewsBreakは、米国で最もダウンロードされているニュースアプリですが、人工知能を使ってコンテンツを収集しニュースを書くこのアプリは、虚偽の記事を掲載しているとして何度も指摘されています。

　　米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

　　ロイターの調査により、米国が投資・運営していると主張するNewsBreakが中国と深いつながりがあることが明らかになりました。

　　それによると、NewsBreakの出資者には、プライベート・エクイティ会社のフランシスコ・パートナーズや北京に拠点を置くIDGキャピタルが含まれています。

　　IDGキャピタルは、中国人民解放軍とのつながりはないと述べていますが、米国防総省は中国人民解放軍との協力の疑いがあると考えています。

　　さらに、NewsBreakの元従業員5人は、アプリのアルゴリズム・エンジニアリングの多くが中国のオフィスで行われていたことを明らかにしています。

　　同社の2022年の名簿によると、137人のエンジニアのうち100人が中国にいます。さらに、NewsBreakは中国の求人サイトで、米国ユーザーの「膨大な行動データ」を「深く掘り下げる」ことができるデータアナリストやエンジニアも募集しているのです。

　　アメリカでは地方紙の廃刊が相次ぎ、ローカルニュースの衰退が進んでいますが、NewsBreakは、崩壊したローカルニュースメディアの空白地帯を埋めています。

「ニュース砂漠と幽霊新聞ローカルニュースは生き残るか？」（抄訳） - スマートニュースメディア研究所 SmartNews Media Research Institute

　　NewsBreakは、ローカルニュースの発信地であると主張しており、毎月5000万人以上の購読者を獲得しています。購読者のほとんどは、米国の郊外や地方に住む人々です。

　　ロイター通信の報道によると、NewsBreakは2023年に「クリスマスの悲劇がニュージャージー州ブリッジトンを襲う、町での銃乱射が拡大」という見出しの記事を掲載しましたが、警察署はFacebookの公式アカウントの声明で、「まったく起きていない」と述べました。

　　この記事は当時4日間ネット上に掲載され続け、その後削除されました。

　　一方、コロラド州のフードバンク「Food to Power」やペンシルベニア州の「Harvest912」といった地元の慈善団体は、NewsBreakが食料配給の時間を誤って伝えたり、24時間体制のフットケアクリニックがあると虚偽の情報を流したりするなど、不正確な情報を一般に掲載し、苦痛を与えたとして非難しています。

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　　アメリカにも中国の息のかかったメディアがあるようです。日本のマスコミはどうなんでしょう？フェイクニュースを流したり、報道しない自由を謳歌するようなマスコミは無いと信じたいですね。