黄大仙の blog

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中国がEEZ内に巨大沿岸警備船を停泊 威嚇目的か? フィリピンが発表

フィリピン沿岸警備隊は、中国最大の沿岸警備船が南シナ海のフィリピンの排他的経済水域内(EEZ)に停泊したと発表しました。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

中国海警船がフィリピンEEZに停泊 写真はイメージ

  フィリピン沿岸警備隊のジェイ・タリエラ報道官は6日のニュースフォーラムで、「中国海警の165メートルの「怪物船」が2日にフィリピンのEEZに入った。フィリピン沿岸警備隊は、中国船に警告し、その意図を尋ねた。」と述べました。

 

  タリエラ報道官はさらに、「これは中国海警による脅迫行為だ。我々は撤退しないし、脅迫されることもない。」と述べました。

 

  在マニラ中国大使館と中国外交部は、今の所コメントをしていません。中国海警もコメントをしていません。

 

  タリエラ報道官によると、中国船はフィリピン沿岸警備隊の船から約800ヤード離れた場所に停泊し、小型ボートも配備していたとのことです。

 

  フィリピン沿岸警備隊5月、中国による南シナ海のサビナ岩礁への小規模な埋め立てを阻止するため、艦船を配備していました。しかし、中国はこのフィリピンの主張を否定しています。

 

  ロイターの報道によると、中国は南シナ海のいくつかの島々で大規模な埋め立てと軍事施設の建設を行なっており、近隣地域や米政府は懸念を高めているといいます。

 

  中国は、南シナ海の大部分を自国の領土だと主張しており、南シナ海は年間3兆ドルもの海上貿易の主要ルートとなっています。

 

  2016年にハーグ常設仲裁裁判所は、中国の広範な海洋権益の主張には法的根拠がないと裁定を下していますが、中国はその裁定を拒否しています。

 

  フィリピンは、係争中のセカンド・トーマス礁に座礁しているフィリピン艦船への物資補給をめぐって中国と衝突しました。

南シナ海で緊張激化、フィリピンが中国海警の放水銃により船員3人の負傷を確認 - 黄大仙の blog

 

  この時は、同盟国であるアメリカからの活動支援の申し出を拒否しています。

 

  しかし、フィリピンの同盟国であり、フィリピンとの間に相互防衛条約を結んでいる米国が、地域の緊張にどう対応すべきか、フィリピンを支援するために軍隊を派遣するかどうかという問題は、国際的に広く注目されています。

 

 

参考記事

<自由亜州電台>意在恐吓?菲律宾称中国在其专属经济区停泊巨型海警船

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