国内消費を喚起するため、商務部など4部門は「家電買い換え業務のさらなる改善に関する通達」を発表し、地方に対し、中央と地方の資金を協調して使用し、個人消費者がエネルギー効率2等級以上または節水基準の冷蔵庫や洗濯機など8種類の家電製品を購入する場合、1個あたり最大2,000元(約4万円)の補助金を支給するよう求めました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
通達によると、個人消費者には、エネルギー効率または節水効率の基準が2等級以上の冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、パソコン、給湯器、家庭用コンロ、レンジフードなど8種類の家電製品に対して2000元を上限に最終販売価格の15%が補助されます。
エネルギー効率または水効率が1級以上の製品に対しては、製品の最終販売価格の5%の追加補助金が交付されます。
消費者は、各タイプの製品について1回の補助金を受け取る権利があり、1回の補助金は2,000人民元を上限とします。
換言すれば、これら8種類の家電製品を買い替える中国人民は、製品の最終販売価格の20%または最高2,000元の政府補助金を受け取ることになり、これは決して少なくない額の補助金となっています。
通達はまた、必要な条件が整った地域は、地域の実情に応じて、ホテルのテレビも消費財買い換え補助金の対象に含めるよう奨励するとしています。
補助金の財源について、通達は、中国国家発展改革委員会が家電製品の新品への買い替えを支援するため、超長期特別国債資金を地方に直接斡旋するとしています。
家電製品買い替え補助金は、9:1の原則に従い、中央政府と地方政府の間で分担され、東部、中部、西部における中央政府の分担率はそれぞれ85%、90%、95%となります。
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緊縮好きの習近平政権にしては珍しく消費喚起のために、積極的に財政投資を行います。
これが中国経済復活のきっかけになればいいのですが。
参考記事
<世界新聞網>中国刺激消费 冰箱等8类家电旧换新最高补贴2000人民币