フィリピンは、8月22日にフィリピン航空機が哨戒中、中国が占拠しているスービ礁から「不当に」照明弾を発射したと非難し、中国に対し「すべての挑発的で危険な行動を直ちにやめる」よう要求しました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
ロイター通信24日の報道によると、フィリピン南シナ海対策本部は声明で、同じフィリピン航空機が19日にもスカボロー礁付近を飛行中に「中国軍のジェット戦闘機から嫌がらせを受けた」とし、「このような行動は地域の平和と安全を損ない、国際社会における中華人民共和国のイメージをさらに損なうものである。」と述べました。
在マニラ中国大使館は、この件に関してコメントを発表していません。
メアリーケイ・カールソン駐フィリピン米国大使は、中国によるフィリピン航空機へのフレア発射を非難し、「我々はフィリピンと共に、中華人民共和国に対し、自由で開かれたインド太平洋地域における挑発的で危険な行動をやめるよう求める」と述べました。
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南シナ海では今月に入り、中国によるフレアの放射が相次いでいて、緊張が高まっています。
19日にスカボロー礁付近の上空でフィリピン機が中国軍から受けたフレア放射は中国機からおよそ15メートルの至近距離で、しかも何発も放射されたとのことです。
南シナ海、東シナ海での中国の横暴な行為は目に余ります。日本もフィリピンを見習って毅然とした態度で中国に対応してもらいたいものです。
参考記事
<自由亜州電台>菲律宾敦促中国在照明弹事件发生后停止“挑衅”行动