ここ数ヶ月、インド政府は中国の携帯アプリに対して相次いで制裁し、先週さらに43の中国の携帯アプリの禁止を命じました。これまでに200以上の中国製アプリがインド市場で禁止されており、中国の投資家のインド進出を抑止しています。
インドには多くの中国ハイテク企業が投資していますが、インド政府による禁止がいつまで続くか不明なため、投資を縮小していると、アメリカ管制の国際メディアの自由亜州電台(RFA)が報じています。
中国の電子商取引大手アリババはインドで従業員を解雇し、「イノベーションプログラム」を縮小し、テンセントは、制裁を回避するため、人気ゲーム「ジェダイの帰還」の配信権を韓国企業に引き渡しました。
一方、バイトダンスは、制裁の圧力で従業員が辞めてしまうのではないかと心配し、 他にもインド市場からの撤退を計画している企業もあると報じられています。
業界アナリストの中には、現在、中国とインドの間には商業的な問題だけでなく、社会的、政治的な問題でも緊張が生じており、インド側が姿勢を何時緩めるのか明確な期限が見えにくいとの見方もあります。
中国とインドには約3500kmに及ぶ長い国境線がありますが、多くの国境線は未だに未確定で、両国とも国境地域の開発を進めて支配の実績づくりに熱を上げています。
今年の6月にガルワン渓谷で中印両国軍兵士による紛争が起き、インド兵20名が犠牲になると、インド国内で反中国感情が高まり、中国製品のボイコットや中国製アプリを禁止する動きが強まりました。
中国は中国とインドに挟まれた平和な小国ネパールやブータンにも領土紛争をけしかけ、インドに大きな懸念を抱かせています。
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参考記事 *>s
<自由亜州電台>接连制裁 中国科技公司被迫放弃印度市场
http*://bit.ly/3o49iu9
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