中国のワクチン外交が着々と進行しています。最新の動きとして国連平和維持軍に30万回分のワクチンを送りました。
新型コロナが世界中でパンデミックを起こしている中で、中国はワクチン外交の拡大で目覚ましい成果を上げていますが、最新の動きとして国連平和維持軍に30万回分のワクチンを贈呈しました。
中国の張軍国連常任代表は3月15日、グテーレス国連事務総長に書簡を送り、30万回分のワクチンを国連平和維持軍に寄贈し、アフリカの作戦地域での使用を優先することを正式に伝えました。
国連平和維持軍へのワクチン贈与は、2月15日に開催された「新型コロナワクチンに関する安全保障理事会閣僚級公開会議」で、中国の王毅外交部長が発表していましたが、数量は明示していませんでした。
中国当局は、このワクチン支援について、ワクチンを世界の公共財とするための中国による具体的なイニシアチブであると誇らしげに語っています。
中国当局は特に発展途上国への、ワクチンの公平な分配を重視していると述べています。
中国の国連代表部によると、中国のワクチン支援は、69カ国に提供され、28カ国に販売されており、中国製ワクチンを接種する国や地域は増えているとのことです。
現在の国連平和維持軍は、各国から拠出されたマンパワーを合わせて100万人以上と推定され、16のミッションが4大陸で展開されています。
中国が送る30万回分のワクチンが、どのように分配されるかわかりませんが、衛生状態の悪い地域が多いので早く接種してほしいですね。
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参考記事
<世界新聞網>疫苗外交再出击 中捐30万剂给联合国维和人员
http*://bit.ly/38OVGxU