「体育の授業でマスクをつけて走るように言われた息子が、熱を出して死亡したと」、上海在住の母親の訴えに対し、学校は責任逃れをし、警察は母親を黙らせようと脅すという事件が起きましています。
米国に拠点を置く中国語メディアの希望之声の記事より。
母親が保護者グループに投稿した内容によると、彼女の息子は2月28日に普通に登校しましたが、正午に学校から発熱の連絡を受けました。
母親が学校に駆けつけ、すぐに救急車で病院に運びましたが、10時間後に死亡が確認されました。
教諭は、この子は39.6度の熱を出していたが、病院に行かせるのが遅すぎたと母親に告げました。
なぜ学校は保護者に迎えに来てもらうのではなく、病院に行かせなかったのか、疑問が残ります。
翌日母親は学校に行き、防犯カメラの録画を見て原因を探ったところ、3時限目までは息子の様子に異常はありませんでしたが、4時限目の体育の時に異常が見られ、息子が手でマスクを引き剥がそうとし続けていたことが判明しました。
母親は、これが息子の死に関係しているのではないかと疑いましたが、学校側は無関係だから責任を取らないと言い張りました。
腹を立てた母親は教師に食い下がりましたが警察に通報され、連行された警察署で、「黙れ」「金を取ればいいだろう」などと脅されました。
警察での二度の取り調べの後、警察は母親に「すべての違法な事柄を、厳しく真剣に対処するのでこれ以上騒がないよう」に念押しされたそうです。
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この事件の続報が出たらブログで紹介しますが、これ以上は報じられないでしょうね。
それにしても、学校にも防犯カメラが設置されていて、授業中でも児童を監視しているのがいかにも中国ですね。
保護者も録画を見ることができるのは、学校側が事件を隠蔽できなくするためには良いことかもしれません。
また、体育の時間にもマスクをさせているのは馬鹿げていると思うのですが、日本ではプールでもマスク着用するそうなので、日中共にやりすぎだと感じるのは私だけでしょうか。
参考記事
<希望之声>上海小学生戴口罩跑步后身亡 家长被威胁闭嘴
http*://bit.ly/3KDilxx